今回のレポートは、ウレぴあ総研名物になっているNegiccoの大型ライブレポートです。
4thアルバム『MY COLOR』をひっさげ、結成15周年(!)を記念して7月21日に行われたワンマンライブは、新潟では自身最大級となる大会場・朱鷺メッセで開催されました。
先日のインタビューでは、かなりのボリュームになると語られていたワンマンライブ、どんなことになるんでしょうか? では、いってみましょう!
ついにNegiccoが朱鷺メッセに立つ!
朱鷺メッセに入ると、想像よりもさらに大きな会場。天井がともかく高いです。何年か前までは、本当に小さな会場で、地道にライブをしてきたNegiccoが、こんな大会場でワンマンライブをする…と考えただけで、なんだか胸が熱くなります。
会場を一回りしていると、後方で設営をじっと見守っている男性がひとり。プロデューサーのconnieさんです。久々にご挨拶させていただきました。
鈴木「お疲れ様です! 今日は後ろから見守る感じですか?」
c「いや、今日は色々動き回る予定ですよ」
鈴木「そうなんですね! 今日もよろしくお願いします!」
何気なく声をかけさせていただきましたが、まさか、この会話が伏線になろうとは…。さてさて、大会場も満員になり、いよいよ開演します。
シングル曲のつるべ打ち!凄腕音楽家たちの楽曲
場内の大きなビジョンに映し出されたのは、思い出のアルバム。3人が1枚ずつアルバムをめくるという映像からスタートします。15年間の思い出のショットが、走馬灯のように次から次へと映し出され、徐々に現在に近づいていきます。まさにこれまでの歴史を詰め込んだ演出で、記念すべきワンマンライブを彩ります。
お馴染みの『Make Up Prelude』が流れ、いよいよライブスタート。もはやNegiccoのライブには欠かせない楽曲です。作曲された長谷泰宏さんは、この日のライブのストリングス・アレンジ&演奏ディレクションを担当されました。
メンバーが登場、Negicco自身が作詞に参加した『ネガティヴ・ガールズ!』へ。自虐的に自分たちを表現しながらも、それでいて最後には前を向こうとする歌詞は、まさにNegiccoそのものです。集大成の幕開けは、彼女達そのもので始まりました。
そして小西康陽さんの手によるシングル『アイドルばかり聴かないで』。名盤『Melody Palette』からの楽曲が続きます。Negiccoの名前がアイドルシーンの外に届き始めたのは、この曲のリリースあたりからでしょうか。ディスコティックな楽曲が続き、ちょっと懐かし目のファンキーサウンドは、Negiccoの特徴のひとつですよね。
続いては最新アルバム『MY COLOR』に収録されたシングル曲『愛、かましたいの』。堂島孝平さんの手によるトリッキーなのに正統派なアイドルソングです。
さらに続けて田島貴男さんプロデュースのシングル曲『サンシャイン日本海』へ。懐かしさを感じるサウンドは、日本海のそばで聴くとても雰囲気があります。
こうして並べてみると、本当に豪華な作家陣がNegiccoに楽曲を提供してきたことが実感できます。ミュージシャンの間でNegiccoが一目置かれる理由がここでしょう。
そして、ひとつひとつの楽曲をNegiccoがしっかりと自分たちの楽曲として表現するからこそ、新たなミュージシャンが力を貸してくれる、という好循環が起きているように思います。