アンコール後も止まらない! Negiccoの歴史が大きな花を咲かせる
感涙の最新曲も、いつでも楽しいあの曲も! ネギ特盛でいきましょう
お客さんの声に呼び込まれて3人がステージに戻ってきました。まずはニューアルバムのディスク2(初回特典)に収録された『はじまりの場所』から。
ストリングスにピアノ、この日の編成にピッタリのサウンドは、ゆったりとしながらも、美しいコーラスに力強さを感じます。まるでここに、Negiccoの青春がまるごと閉じ込められたような感覚です。
そして、感涙必至の『愛は光』へ。2017年にリリースされた2枚目のベストアルバムに収録されたこの曲は、ファンに対して心からの感謝をする曲。ですが、この日は、さらに深いレベルで歌われているようでした。
アイドルとファンという関係性だけではなく、誰かが誰かを愛する、支える、ということを心から肯定しているような、大きな愛情を感じました。
そして、Negicco結成当初からのことを歌った楽曲、最新アルバムの最後を飾る『15(いちご)』へ。いろいろな経験を積んだNegiccoが、原点に戻るようなテクノポップ系アイドルポップスです。
実はこの曲、何度となくNegiccoのデビュー曲である『恋するねぎっ娘』の音が使われるというギミックがあるのですが、なんと、この曲からシームレスに『恋するねぎっ娘』に繋がります。これもまた心憎い演出! 最新アルバムの最終曲とデビュー曲で、ひとつの環が完成した瞬間でした。
さらには、「まだまだネギネギ言うぞ!」と高らかに宣言、『ねぎねぎROCK~私もお家へ連れてって~』に。やっぱりいつ聴いてもキャッチーで楽しい!
思い返せば、この曲はヌキ天クイーンの副賞として、1年のブランクの後リリースされたシングル『プラスちっく☆スター』に収録されていたんです。そして、2010年にUMUアワードを受賞し、ご当地アイドルナンバーワンと呼ばれるきっかけにもなりました。
そして『Falling Stars』へ。2005年、新潟市古町で開催された古町音楽祭で優勝したこの曲も、Negiccoにとって思い出深い曲のひとつです。
場内ヴィジョンには、これまで古町でライブしてきた映像が流れます。かなり初期のライブから、ワンマンライブ前日に古町をいっぱいにした特別ライブのものまで。ひとつひとつの足取りに、ひとつひとつの意味がある、それがNegiccoの歴史なんです。
ダブルアンコールでは重大告知が! そして全員集合の大団円へ
ステージから3人が去り、ここでもう一度ステージ上は消灯します。でも、あの曲がまだプレイされていません。まだまだ終われないんです!「もう一度アンコール!ネギ!」の大歓声が会場を覆いつくします。
ここで比較的すぐに戻ってきた3人は「ダブルアンコール、予想してなかったね!」「どうする?って聞いたら、即興で出来るよ!なんて言ってくれて。頼もしいね!」という小芝居を(笑)。
さぁ、ここで重大な告知です。Negiccoが主催する野外フェス、「NEGi FES 2018 in 新潟・北方文化博物館」の出演者が発表! なんと、KIRINJI、サニーデイ・サービス、YOUR SONG IS GOOD、そしてNegiccoのバックバンドには、CRCK/LCKS! なんて、なんて豪華なフェスなんでしょう? 逆に、来年以降どうするんだろう…と心配になってしまいました(笑)。
ここでもうひとつの告知、この日のお土産として、ワンマンライブをはじめ、いろいろな形でNegiccoをサポートするサトウ食品さんから「サトウのごはん」が! しかもワンマンライブ特別仕様です。お米がお土産なんて、なんとも新潟らしくて、温かさを感じます。そうそう、終演後のロビーにもマスコットキャラクターのサトウくんがいましたよ!
さあ、ここからが本当のラストスパート。投票の末にベストアルバムに収録された大人気曲、『さよならMusic』から大定番の『圧倒的なスタイル』へ。ステージ上でNegiccoが、ネギバンドの皆さんが、そして朱鷺メッセを埋め尽くしたお客さんたちが一体になってラインダンスをしています。どんなに遠くても、すぐ近くにいるような距離感、これがNegiccoのライブです。
記念撮影タイムをはさみ、3人が今日を振り返っての感想を語ります。