LUMIX DMC-3D1

パナソニックは、光学4倍ズームレンズを2個搭載し、3Dの静止画・動画撮影に対応する二眼式3Dデジタルカメラ「LUMIX DMC-3D1」を2月16日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。

コンパクトなボディに、35mmフィルム換算で25~100mm相当の光学4倍ズーム「LUMIX DC VARIO」レンズと、有効画素数1210万画素の高感度MOSセンサを、それぞれ2個搭載。3D写真と3D動画が撮影できる。

3Dモードでは、左右のレンズで撮影した2枚を自動で合成して3D写真をつくるので、動きのある被写体でも高画質の3D写真を撮ることができる。動画は、3D放送と同じ汎用性の高いサイドバイサイド方式で、天面の「動画RECボタン」を押すだけで3D撮影を始めることができる。

シャッター部材と手ブレ補正システムの見直しによって、ボディ全体を小型・軽量化。明部と暗部のノイズ量を見分けて、最適なノイズリダクションを高速で行う「マルチプロセスNR技術」を取り入れている。

「ヴィーナスエンジン」には4基のCPUを搭載し、大容量のAVCHD/MP4・解像度1920×1080のフルハイビジョン動画を高速で処理する。2D写真撮影時は、フル画素で毎秒8コマの高速連写と、毎秒4コマのAF追従連写に対応。さらに、省電力化によって、従来の1個のレンズとセンサを搭載した機種と同等の電池寿命を実現している。

2個のレンズは、それぞれの完全に独立したメカニズムで、レンズを個別に操作できる「ワイド&ズーム同時撮影」を実現。ワイドとズームの同時撮影に対応するとともに、フルハイビジョン動画と写真の同時撮影ができる。

撮影した3D映像は、SD/SDHCカードでテレビやレコーダーでダイレクト再生が可能。ブルーレイディスク(BD)レコーダー「ディーガ」では、3D映像を編集したり。HDDやBD、DVDに保存したりできる。

HDMI端子を搭載し、別売のHDMIミニケーブルでテレビと接続して、撮影した映像をテレビの画面で楽しめる。また、「ビエラリンク」に対応し、薄型テレビ「ビエラ」のリモコンでカメラ側の再生機能を操作することができる。

対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、内蔵メモリは約70MB。2D写真や動画の整理や編集ができるソフト「PHOTOfunSTUDIO 7.0HD Edition」が付属する。サイズは幅108.0×高さ58.5×奥行き24.1mmで、重さは約193g。