秋元雄史氏(東京藝術大学名誉教授)、黒澤浩美氏(東京藝術大学特任教授)が審査員として参加

 社会、くらしをリノベーションし、あなたと環境にとって豊かな未来をつくる株式会社リビタ(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:長谷川 和憲、以下「リビタ」)は、東京浅草エリアで運営する、アートストレージとホテルが融合した『KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(読み:カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)」(※1)で、才能あるアーティストの発掘を目的とした「KAIKA TOKYO AWARD 2026」を開催します。
 審査により選ばれた入選作品は、国内外のゲストが訪れる本施設に約2年間収蔵展示されます。本アワードは2024年に続き4回目の開催となります。
【特設サイト】https://www.thesharehotels.com/kaika/award



■KAIKA TOKYO AWARDとは
 「KAIKA TOKYO AWARD」とは、才能あるアーティストの発掘を目的に2020年より開催しているアートアワードです。会場となる『KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS』は、アート作品を公開保管するアートストレージとホテルが融合したコンテンポラリーアートの新しい形の拠点として生まれた場所です。元倉庫ビルをコンバージョンした空間に、アートギャラリー(※2)のための作品を収蔵展示する9つのアートストレージを設けています。「KAIKA TOKYO AWARD」の入選作品は、約2年間施設内に収蔵展示されることとなっており、国内外から訪れる多数の宿泊客に鑑賞されます。今年は審査員に秋元雄史氏(東京藝術大学名誉教授)と黒澤浩美氏(東京藝術大学特任教授)をお迎えして開催いたします。
 過去3回の開催では、第1回から継続して審査員を務める秋元氏のほか、第1回に舘鼻則孝氏(アーティスト)、第2回に小山登美夫氏(小山登美夫ギャラリー代表)、第3回に故・山峰潤也氏(キュレーター/プロデューサー/株式会社NYAW)が審査員を務め、全国から絵画、陶芸、彫刻など計813点の応募作品が集まりました。そのうち、計47点が入選作品として収蔵展示され、数多くの宿泊客に鑑賞されてきました。宿泊客から入選作品の購入等に関して問い合わせがあるだけでなく、入選後に全国の美術館や芸術祭、アートフェアへの出展が決まったアーティストもいるなど、本アワードは今後も才能あるアーティストの発掘と才能開花をサポートして参ります。
※1 「KAIKA」という名称には見せる収蔵庫を意味する「開架」という意味に加え、アーティストの才能「開花」をサポートしたい、日本のアート文化を広め「開化」させたいという思いが込められています。
※2 ArtSticker、CLEAR GALLERY TOKYO、PARCEL、TOMIO KOYAMA PRIVATE、Yoshimi Arts、VOILLD、YUMIKO CHIBA ASSOCIATES(2025年12月現在)

B1Fアートストレージ        Photo by Takumi Ota

KAIKA TOKYO AWARD 2020大賞 新藤 杏子「drawing of one day」     

KAIKA TOKYO AWARD 2022 大賞 六本木 百合香「ENTER」

■アートを通じた社会・文化支援の取り組みと評価

Photo by Takumi Ota
 本アワードは、元倉庫という空間的特徴を活かして大型作品の収蔵展示に対応し、アーティストが抱える「作品の展示・保管場所の確保」といった課題解決に寄与するほか、約2年間の収蔵展示や館内アートツアー、各種メディアでの情報発信を継続してきました。また、芸術・文化支援による豊かな社会づくりの取り組みとして、メセナ活動認定制度「This is MECENAT 2025」に認定されました。



 また、「SHARING WITH LOCALS-地域との共生-」を掲げるTHE SHARE HOTELSとして、アートを取り巻く環境を支える人材や多様なネットワークづくりにも注目し、2026年1月17日(土)・18日(日)に開催される「ART JOB FAIR 2026」(主催:株式会社artness/会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO)に協賛します。本フェアには全国の文化芸術団体の採用担当者が集まり、ブース出展やトークイベントを通じてアート業界で働く魅力や求人情報を紹介します。THE SHARE HOTELSも、伝統工芸や現代アートを取り入れたホテル空間で地域の新しい文化づくりを意識しながら働くホテルスタッフという職種を対面ブースにて紹介予定です。
■審査員


秋元 雄史|Yuji Akimoto東京藝術大学名誉教授
1955年東京生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。1991年から直島のアートプロジェクトに携わる。地中美術館館長をはじめ金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館館長・教授、練馬区立美術館館長を歴任し、2021年から「GO FOR KOGEI」の総合監修・キュレーターを務める。主なプロジェクト・展覧会に、「スタンダード」「直島スタンダード2」(直島)、「第1-3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢、草屯・台湾)、「工芸未来派」(金沢、ニューヨーク・アメリカ)、「ジャポニズム2018」の公式企画として「井上有一 1916-1985 -書の解放-」(パリ、アルビ・フランス)など。著書に『アート思考』(2019年、プレジデント社)など。




Photo: Yuna Yagi
黒澤 浩美|Hiromi Kurosawa東京藝術大学特任教授
ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。建築、コミッションワークの企画設置とコレクションの構築に関わる。2004年の開館記念展以降、「オラファー・エリアソン」「フィオナ・タン」「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」などの展覧会を企画。2011年City Net Asia(ソウル、韓国)、2017年OpenArt(エレブロ、スウェーデン)、2018年東アジア文化都市(金沢)の総合キュレーター。ラビットホール(岡山)共同ディレクター。



■KAIKA TOKYO AWARD 2024受賞者の声
「MASS」戸張 花 氏
(KAIKA TOKYO AWARD 2024 大賞)
KAIKA東京で収蔵展示させていただき、国内外の方々に作品を鑑賞してもらい、SNS等を通じてコメントやフィードバックをいただくことができました。また美術関係者や知人に実物の作品を紹介できるのも作家活動していく中で大きなメリットでした。今回応募を検討している方も、ぜひKAIKA TOKYO AWARDに挑戦してご自身の活動に活かしてみてください。





「Transiton #Ophelia」倉敷 安耶 氏
(KAIKA TOKYO AWARD 2024 秋元 雄史 賞)
発表作は「印象的だった」と言ってくださる方が多い一方、修了制作で一度きりの展示でしたが、KAIKA TOKYO AWARDで2年間ご紹介いただいたことで「もう一度実物を見られて良かった」という声を多くいただきました。常設的に公開される場は、作品に触れてもらう機会を大きく広げてくれます。応募を検討されている方は、ぜひ挑戦してみてください。





「Apollo 11_Ham the Chimp」足立 篤史 氏
(KAIKA TOKYO AWARD 2024 山峰 潤也 賞)
KAIKA TOKYO AWARD 2024にて「自分の作品をいつでも見てもらえる場」を2年間提供していただけたことで、多くの国内外の方々やメディアにご注目いただけました。人々が行き交うこの場所に展示をすることは作家として貴重な経験であり、こういった「作品をいつでも見てもらえる場」があることは、多くのチャンスにもつながります。





■KAIKA TOKYO AWARD 2026 応募要項
幅広いジャンルのアート作品を募集いたします。優れた作品とともに、施設のコンテクストを活かした展示プランの応募をお待ちしています。
<応募対象>
作品のジャンルや制作年は問いません。詳細は特設サイト内の注意事項をご確認ください。
<賞>
審査により、本施設に約2年間収蔵展示される約15作品の入選作品を選出します。そのうち、特に優れた3作品に賞を授与します。
・KAIKA TOKYO AWARD 2026大賞  30万円
・KAIKA TOKYO AWARD 2026秋元 雄史 賞 10万円
・KAIKA TOKYO AWARD 2026黒澤 浩美 賞 10万円
<審査フロー>
【応募期間】:2025年12月9日(火)~2026年2月8日(日)18:00
【一次審査】(入選作品の決定):2026年2月中旬
【最終審査・講評会】(受賞作品の決定):2026年3月13日(金)18:00~21:00
※審査に関する詳しいスケジュールや応募の詳細は「KAIKA TOKYO AWARD」特設サイトをご覧ください。
https://www.thesharehotels.com/kaika/award
<開催場所>
・施設名:KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS
(カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)
・開業日:2020年7月15日
・所在地:東京都墨田区本所2-16-5
・交通 :都営浅草線「浅草駅」徒歩8分「本所吾妻橋駅」徒歩9分
     都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分
・客室数:73室
・定員 :239名
・公式ウェブサイト:https://www.thesharehotels.com/kaika/





THE SHARE HOTELS について
 株式会社リビタが2016年3月よりスタートしたライフスタイルホテルブランドです。2016年の第1号店「HATCHi 金沢」をはじめ、2017年「LYURO 東京清澄」「HakoBA 函館」「KUMU 金沢」、2018年「RAKURO 京都」、2019年「TSUGU 京都三条」「KIRO 広島」、2020年「KAIKA 東京」、2021年「MIROKU 奈良」を開業しました。
 THE SHARE HOTELSは、「SHARING WITH LOCALS-地域との共生-」を目指すホテルブランドです。 私たちは日本各地の文化を担うプレイヤーたちと共にホテルをつくり、人々が集う活動の受け皿として、地域に開いた場づくりをしています。 ここを訪れると、地域の今の空気を感じられることはもちろん、人々との出会いがあり、ときにユニークなイベントにも参加できるでしょう。地域との多様なシェアリングによってその魅力を集め、伝え、そして再び地域に還元しながら、新しい文化づくりに貢献しつづけること。それが私たちの目指すホテルのかたちです。
株式会社リビタについて
 社会やくらしをリノベーションし、あなたと環境にとって豊かな未来をつくる会社として設立。「次の不動産の常識をつくり続ける」を経営ビジョンに掲げ、マンションの一棟・一戸単位でのリノベーション分譲をはじめ、コンサルティング、投資事業、シェア型賃貸住宅や商業・公共施設、ホテル・オフィスの企画・運営、PM・サブリースなど多岐にわたる事業を展開しています。
 これまでに50棟の実績をもつ一棟まるごとリノベーション分譲事業をはじめ、会員数8,188名を擁し、都心邸宅地に位置する100平米超の低層マンションを提供する高価格帯リノベーション分譲事業『R100 tokyo』の企画・供給を行っています。シェア型賃貸住宅『シェアプレイス』は都内近郊に22棟1,537室、企業寮は1,339室を管理・運営しています。そのほか、横浜市との公民連携プロジェクトである街のシェアスペース『BUKATSUDO』や新たな”SHAKO(社交)”がうまれるコミュニティスペース『SHAKOBA』といった人と活動が交わる場づくりの企画・プロデュース・運営にも取り組んでいます。また、全国に9店舗を展開するライフスタイルホテル『THE SHARE HOTELS』や、暮らしを自由にするオフィス『12』シリーズなど、暮らしの概念を「住む」「旅する」「働く」「集う」といった領域へと広げるプロジェクトを幅広く手がけています(2025年12月時点)。

名称:株式会社リビタ    
設立:2005年(2012年より京王グループ)  
代表取締役社長:長谷川 和憲  
住所:東京都目黒区三田1‐12‐23 MT2ビル   
URL:https://www.rebita.co.jp
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