5:サンシャイン日本海
作詞・作曲・編曲:田島貴男
ORIGINAL LOVEの田島貴男さんが手掛けたこの曲は、2014年7月のリリース。美しいメロディーと、シンプルだけれど広がりのあるアレンジがたまりません。懐かし色のPVも印象的で、何年も前からこの曲を知っていたような感覚に襲われます。1stのクラブミュージック路線からはかなり離れた楽曲ですが、それでもこれだけの説得力が出てくるのがNegiccoの地力の強さだと思います。
そうそう、田島さんが本当にNegiccoを気に入ってくださって、この後も折に触れサポートしてくださるのは心強い限り。そして田島さんが編曲をした『光のシュプール』に続くと考えると、重大な伏線でもあるんです。Negiccoの歩いてきた一歩一歩、全て意味があるんですよね。
6:裸足のRainbow
作詞・作曲:connie、編曲:スカート
こちらも若い才能、スカートのアレンジによる温かな楽曲。サビでのコーラスを聴いていると、どうしても笑顔になってしまいますね。
もちろん、作詞作曲を担当するconnieさんのソングライティング能力も見逃せません。海沿いの街、天気雨、路地から顔を出す猫、誰かが忘れたボール、そんな小さなかけらを積み重ねて、新潟の街並みを描き出していきます。どこからこんな詩的な言葉が出てくるんでしょう?
7:二人の遊戯
作詞・作曲:connie、編曲:矢野博康
先ほどの『裸足のRainbow』が昼の曲だとしたら、こちらの世界は夜。アレンジメントは『トリプル! WONDERLAND』の矢野さんで、ファンキーなシティーポップに仕上げてくれています。印象的なのはPanPacificPlayaから参加したKASHIF氏のギターとBTB氏のトークボックス。特にトークボックスが入ると、どうしてもヤシの木がイメージされますね(笑)。
NegipeciaとしてNegiccoとひと夏を共にしたEspeciaと似た世界観の楽曲で、矢野さんの引き出しの多さに舌を巻きます。いや、ここまで本当に多彩な楽曲なんですよね。2ndアルバムも捨て曲ナシ!
8:パジャマ・パーティー・ナイト
作詞・作曲:connie、編曲:Orland
待ってました!と言いたくなるニュージャックスウィング感バリバリのファンキーチューン!編曲を担当しているのがOrlandで、Negiccoとは新宿LOFTでのイベント「N / E / W / H / O / T / E / L」でコラボしています。
東京女子流のリミックスでも知られるOrlandは、EspeciaやPanPacificPlayaと並んでアーバンポップ/シティポップシーンを面白くしてくれそうな存在ですね。ShiggyJr.、スカート、そしてOrlandという若い才能とのコラボは、これからのNegiccoにも大きな意味を持つのではないでしょうか。