『Rice&Snow』2015

 


1:トリプル! WONDERLAND

作詞・作曲・編曲:矢野博康

結論から言うと、1stアルバムで上がりきったハードルを、この一曲で越えてしまっているんです。この曲で始まったら、いいアルバムになるしかない! 2014年4月にシングルリリースされたこの曲は、元Cymbalsの矢野博康さんの手によるもの。2014年の様々なアイドル楽曲アワードでも人気を集めました。

開始15秒の「せーの!」までの疾走感たるや! そしてサビで吹き抜ける爽やかな風、「N・E・G・I・C・C・O!」のコールも楽しくて、大きなライブでも必ずと言っていいほどパフォーマンスされる重要曲です。ライブで見ると間奏のダンスも見どころだし、そこからまた「せーの!」→「N・E・G・I・C・C・O!」ときて、美しすぎる落ちサビへ…。完ッ全に最高のアイドルポップスだと思います!

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2:ときめきのヘッドライナー

作詞:ジェーン・スー、作曲:西寺郷太、編曲:奥田健介・西寺郷太

シングル攻勢が続きます。2013年11月にリリースされたこのシングルは、『愛のタワー・オブ・ラヴ』に続いて西寺郷太さんが楽曲を手掛けています。名曲を数多く残した「Tomato n'Pine」をプロデュースしたジェーン・スーさんが作詞で参加されている点もポイントですね。

ゆっくりした始まりから、「準備はいいか?」の声で一転。ギターサウンドが響き、Negiccoがフェスでヘッドライナーをつとめる景色が広がっていきます。途中から繰り返される「ラララランララララン…」では、お客さんがサークルになって走り回るのが大会場の定番に。野外ライブで見ると壮観なんですよ!いつか大規模野外フェスで、この曲を聴きたいですね。

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3:1000%の片想い feat. 池田智子(Shiggy Jr.)
作詞・作曲:connie、編曲:Shiggy Jr.

こちらはシングル『光のシュプール』に収録されたカップリング曲で、さらに編曲を担当したShiggy Jr.の池田智子さんがコーラス参加。さらにキュートな魅力をプラスしています。生楽器を中心にしたポップなサウンドは、1stではあまり感じられなかった方向性。そう、2stアルバムは生演奏の温かさを取り入れた、いわば「ウォームNegi」なスタイルなんです。

この路線に欠かせないのが、Negicco3人のコーラスワーク。三者三様の魅力ある声が織りなすハーモニー、なんだか1stよりもパワーアップしているような?そして、Shiggy Jr.のような若い世代のバンドサウンドを積極的に取り入れているのも2ndアルバムの特徴ですね。

 

Shiggy Jr. / LISTEN TO THE MUSIC
 

4:クリームソーダ Love
作詞:Nao☆、作曲:connie、編曲:北川勝利

こちらもほっこりするような、まさしくウォームな楽曲。作詞をNao☆ちゃんが手掛けているのもポイントですね。いろいろなお菓子と擬音で恋心をパステルカラーで描いたこの曲、サビで胸が鷲掴みにされるような切なさに襲われます。

完全に個人的なイメージですが、80年代の魔法少女シリーズみたいな世界観なんですよね。「胸キュンキュンしたいっ」なんて今のNegiccoに歌われたら恋に落ちない人はいません! ROUND TABLEの北川勝利さんによるアレンジメントも、豊かでカラフルな歌詞の世界を余すところなく描き出してくれます。