ライブ中盤では、“8人で最後にやり残したこと”としてハモりに挑戦することになり、ジッタリンジンのカバー曲「夏祭り」をアカペラで披露したのですが、このアカペラの完成度の高さが本当にすごくて感動して鳥肌が立ちました。
リーダーのみっすー(西園みすずさん)曰く「今までもアカペラを披露してみたいという話は出ていたけど、いざ本番の直前で“これは披露できるクオリティではない”と断念していて、今回はそのリベンジとして挑戦しました」とのことだったのですが、いや、プロ意識の高さよ!!
いくら初めての挑戦だからといっても、中途半端なものは絶対に出せないというさんみゅ〜メンバーの歌に対する意識、ガチすぎる。
そして、ライブも終盤に差し掛かってくると、誰も何も言わずとも会場中の空気がある感情で一色に染まっていきます。
会場にいる全員がふと気づき始めるのです。
ライブが終わりに近づいているということは、つまりお別れの時が迫っているということを。
2. アンコール
15曲目の「月夜のI LOVE YOU」を歌い終わり、記念撮影を終えてメンバーがステージからはけていくと、客席からはアンコールのともきょんコールが巻き起こります。
しばらくすると、会場のスクリーンにともきょんの記録映像が流れはじめました。
ともきょんの候補生時代からの軌跡を記録したこの映像が本当にヤバくて、ヤバくてっていうのはもちろん涙腺の刺激具合のことなんですけど、
とくに、本当に何でもない、イベントの合間の休憩時間にメンバーと戯れているだけみたいな映像が、もうただそれだけで「さんみゅ〜のメンバー同士が仲がいいとかそういうのを超えた絆で家族のように結ばれている」というのが伝わってきて泣きそうになりました。べつにウソをついてもしかたないので白状しますが、実際は泣きました。