4. 僕らの未来地図 

去年、発売されたさんみゅ〜の1stアルバム「未来地図」のラストに収録されている「僕らの未来地図」です。さんみゅ〜ファンならもうこの曲をこのライブの最後のほうにやるだろうなというのは全員わかってました。

なぜかというと歌詞が今まさにここで歌うために作られたような歌詞だからです。

 

僕らの胸の中 広がる未来地図 光浴びて 明日へと向かう夢の途中

目指した目的地 進むべき道も選ぶのは迷うけど 羅針盤(コンパス)は自分自身

真っ白なキャンパス 思い切り描こう 希望とか理想とか 自由の鉛筆で 好きな色重ねて 無限の想像で 思うように 行きたい場所 道は書き足せばいい

(作詞作曲:井上トモノリ  さんみゅ〜1stアルバム「未来地図」収録「僕らの未来地図」より引用)

 

 

この曲はともきょんが卒業を決断する以前に書かれたはずなのに、あまりに今のこの状況にシンクロしすぎていて、ここまでステージに立つ者のプロ意識として涙をこらえていたメンバーもついに泣き出します。

この後、しんみりしたムードを吹っ飛ばすように最後に明るい曲をやって、さらにはダブルアンコールまであって、最後はみんな笑顔で盛り上がって終わったんですけど、これ以降の写真は撮り逃してほとんどないんですよ。

なぜかというと、感動して泣きすぎてボーッとしてたからです。

自分、もし会社とか学校があってこのライブに行けてなかったら確実に大暴れしていたと思います。

高校のころ「モーニング娘。の全国ツアーについて行かないといけないので」と言って1年の夏にすぐ学校を辞めたクラスメイトがいて、当時は「完全にどうかしてるだろ」と思ってたんですけど、最近そいつの気持ちがすごくわかるようになりました。

 

 

5. アイドルの卒業ライブ=○○説

で、今回のともきょんの卒業ライブを観て気づいたんですけど、好きなアイドルの卒業ライブってアレに近いと思うんですよね。そうです。自分の娘の結婚式です。

いや、ぜんぜん嫁いでいく娘がいるような年齢じゃないから知らないですけど。

でも、寂しくなるけど本当は悲しいことじゃないから、いつかその日が来たら笑顔で送り出してあげなきゃいけないみたいなところが同じだと思いません?

なので、好きなアイドルの卒業ライブがあるけど会社や学校があって行けないかもしれないという人は、上司や先生に「すいません、娘の結婚式があるので」と言って堂々と休みましょう。

「走れメロス」に出てくる暴君ですら妹の結婚式には行かせてくれたので、おそらく大丈夫だと思います。

 

 

 

アイドルと野球が好きです。野村克也本の研究をしています。好きなプロ野球の名シーンは、2008年日本シリーズ第7戦の8回表2死1塁から5番・野田が四球を選んで出塁するところです。好きなホームラン談話は、G.G.佐藤がライオンズ時代に札幌ドームでホームランを打ったときの「ススキノよ、ありがとう」です。