そして映像が終わると、ともきょんが一人でステージに登場し、これまでの集大成のような渾身のソロダンスを披露します。
これもすごいなと思ったのは、「プロのダンサーを目指す」と言って卒業するんだから当然、もしここでちょっとでもヘタなものを見せたら「やっぱりやめないほうがいいのに」とか思われてしまうわけじゃないですか。
そういうこの後に及んで「まだやめてほしくない」と思っているようなファンの思いを消し去る、すごいダンスを披露したんですよ、ともきょんが。
「やめないで」というファンの思いに対して、一言も発さずに己の身体だけを使ってダンスで説得するってカッコよ過ぎるだろ。
そんなことできるなら、もうプロのダンサーになればいいのに。
3. 手紙
そしてステージ上に再びメンバー全員が登場し、ともきょんがメンバー1人ひとりに対して宛てた手紙を読んでいくことになりました。
ここでのともきょんも本当にすごくて、メンバーに宛てた手紙の内容で感動させつつも、1人につき1つ以上必ず笑いどころを用意しており、例えば、せにゃんに宛てた手紙には、「せにゃんは夜中いっしょにDVDを見ていると必ず先に寝落ちして大の字で寝ていたね」とか、そのメンバーのキャラクターを捉えた一言で確実に笑いを取っていったんですよ。
いや、普通この期に及んでそんなすごいことできます???
ある程度、どんな内容でも手紙さえ読んだら普通に泣いちゃうようなコーナーで、感動させつつあまりしんみりとしすぎないように笑いどころを入れて、そしてちゃんとウケるっていう。
人を楽しませることに関して天性の才能がないとこんなことはできないです。
そして、メンバーへの手紙を読み終え、再び曲に行くことになったのですが、ここでついにあの曲がきました。