昔よく使っていた使い捨てフィルムカメラ「写ルンです」。修学旅行には、みんなこれを持って行っていました。

気軽にパシャパシャ撮れて、あの少し甘い写りが楽しかった。ですがまた使いたいと思っても、フィルム代や現像代を考えると、どうしてもシャッターに慎重になってしまいます。

レンズをつけている感じがしない軽さ

「GIZMON Utulens」5,670円(税込)

そんなときに見つけたのが、「ウツレンズ」。

写ルンですの本体からレンズを再利用してつくられているパンケーキレンズなんです。

さっそく、愛用のX-T5につけてみました。

プラスチック製の小さなレンズなので、一般的なパンケーキレンズよりも薄く、重さはほぼ感じません。

設定で「レンズなしレリーズ」をONにして、早速散歩へ出掛けて見ました。

ノールックでシャッターを切りたくなる

ウツレンズは、いわば“写ルンです的”な体験を再現するレンズ。

ピント合わせはできません。

そのため、私もほとんどファインダーをのぞかずに撮影しました。

歩きながらパシャパシャ。

フィルム代も現像代も気にしなくていいので、気になった瞬間にノールックでシャッターを切っていきます。



立ち止まらずに撮ると、景色が流れるような、思いがけない絵が生まれることもありました。

光の描写が、特に「写ルンです」らしい

太陽がこんなふうに滲むのは、写ルンですらしさと言えるのではないでしょうか。

コントラストはゆるく、周辺がぼやけて、全体的に甘い描写。悪く言えばチープな写り。

でもその“未完成な偶然”が、スマホで何でも正確に撮れてしまう今だからこそ、新鮮に感じられます。

それでいて、ベースはX-T5。

解像感はしっかりと感じられるのが不思議なところです。

写りにムラがあり、逆光のない場所では意外と「ちゃんと撮れている」のがむしろすこし残念なところ。

データを見返す時間も楽しい

帰り道、撮ったデータを見返す時間もまた楽しいのも、写ルンですの現像が返ってくるときのワクワクに似ているかもしれません。

どんな写真が撮れているのか分からないままシャッターを切っていたからこその感覚です。

完璧ではない。でも、どこか懐かしい。「うまく撮れた」ではなく、「ああ、いいな」と思える写りが、写ルンですそのもの。

気軽に撮る楽しさを思い出させてくれる、散歩やスナップにぴったりのレンズでした。

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