「イクメン」や「残念な夫」が生まれても、恋愛の本能は受け継がれている…

時代は移り変わり、男女平等で女性の社会進出が進みました。赤ちゃんも生まれてすぐに保育所に預けられる家庭も少なくありません。“子育ては女性がするもの”という言葉は死語となり、“育メン”という言葉も広く知られています。

そんな時代を反映するかのように、フジテレビの『残念な夫』というドラマが人気となっています。このドラマは、仕事はできるが妻の苦労を理解せず、子育てや家庭サービスがイマイチの夫が、妻との対立を一生懸命乗り越えようと努力するドタバタぶりを描いています。妻の目線から、世の『残念な夫』たちに警告を鳴らしているかのようですね。

時代はこんなに移り変わっていても、脳の恋愛システムは400万年前と変わらず、3年間はドーパミンの分泌が盛んで“恋は盲目”状態なのです。
 

愛され続けるには“妻力”が必要

“妻力”とは、本能から生まれた“恋愛システム”が解除されても、妻が夫に愛され続ける能力です。“アゲマン”と似たような意味です。
但し、“アゲマン”は男性を幸せにする女性という意味、“妻力”は男性に愛される女性という意味です。

以前の記事でも紹介しましたが、夫が妻に望む“妻力”は
「子供を産み育て家事を上手にこなして家庭を守り、親とも仲良くしてくれたらなお良し」です。結婚に幻想を抱く世の未婚男性たちは、理想の女性には、“妻力”だけでなく、優しく元気で明るい性格も求めます。

参考記事:仕事が楽しいアラサー女子必読、婚活男子が求める“妻力”とは?(ウレぴあ総研)

さらに、女性が強くなって、男性が“草食男子”と呼ばれる時代となった現代にもかかわらず、古来狩猟で家庭を守って来た男性の本能が生んだプライドが残っているのでしょうか。男性は、自分を立ててくれる女性を好む傾向があります。

これらの男性の理想を、上手に叶えて喜ばせてあげることができる女性は、生涯夫に大切にされる“妻力”を持っているといえるでしょう。