もうすぐ3月。でも未だに年末年始の暴飲暴食からくる「冬太り」を引きずっている人は少なくないのでは? 体が“増量”した状態だと、運動するのが億劫になったり、胃が拡張しているせいで食事量を減らせなかったりと、痩せられないスパイラルに陥ってしまいます。

新生活を迎える前になんとかしたい……そんな人にぴったりなダイエットが「コンビニ・ダイエット」! コンビニをよく使う=太る、といったイメージを持ってしまいがちですが、賢く買い物をすればコンビニはダイエットに最適なのだとか。『やせたいならコンビニでおでんを買いなさい』著者で人気ブロガーの鳴海淳義さんにお話を伺いました。

 

コンビニ活用でダイエットが成功する理由

鳴海さんといえば自身のダイエットを記録した記事「1カ月半で10.5kgダイエットした人の全食事記録」があまりにも有名。その中で実践した、おでんをはじめとするコンビニの食料品を活用したダイエット法が、書籍『やせたいなら~』でまとめられています。そもそもダイエットに取り組むにあたり、コンビニに目を付けた理由について尋ねると、

「僕のような会社員がランチなどで低カロリーの食事をとろうとしても、オフィス近くにあるお店はラーメン屋や定食屋ばかりで高カロリーです。しかし、あるときコンビニの棚を眺めてみると、意外とヘルシーなものが多いことに気づきました。カロリーなどもしっかりと記載されているので、記録がしやすいのも助かりました」

 

その中でも本書のタイトルにもなっているおでんは、低カロリー/低糖質でありながら、ほとんどのコンビニで手に入るのが特徴です。仕事が遅くなったときの夜食にしても、太りにくいのはうれしいですね。

おでんコーナーの「お品書き」にあるカロリー表示を見て、合計何キロカロリーに抑えたいかを考えて具を選ぶのが、鳴海さん流・賢いコンビニおでんの買い方。鳴海さん自身もダイエットを始めたばかりの頃、1つあたり10キロカロリー前後の具があるのを見て、これをダイエットに使わない手はないと感じたのだとか。

本書でも「ダイコン 12キロカロリー」「牛すじ 32キロカロリー」「はんぺん 38キロカロリー」(※大手コンビニ4社の平均値です)など、具それぞれのカロリーが一部紹介されています。