鍋料理をいただく機会が増えるこの時期。「鍋はヘルシーだから大丈夫!」と決めつけて、ついたくさん食べていると、いつの間にか太っていた…なんて人も少なくないみたい。
他の料理よりも野菜たっぷりなのにどうして?

 

鍋料理が太りやすいワケ

「しゃぶしゃぶやモツ鍋などの鍋料理は、残りのだし汁にたっぷり脂が溶け出しています。

ここにごはんやうどんを入れてシメにしてしまうと、脂肪分もたっぷり摂取してしまうことになるんです」と話すのは『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』などの著書のある、料理研究家のオガワチエコさん。

「シメがいらないくらい、野菜やしらたき、肉、魚などでお腹を満たせる鍋にするのが、太りにくい鍋料理のコツです」

このほかにも、最近定番の市販の「鍋スープ」も、実は太りやすくなるもと。使うと誰でも美味しく作れるようになっていて、最後にスープが余ると「使わないともったいない」という気持ちになってしまいます。その結果、多少ムリをしてでもシメを食べてしまうことに…。太ってしまうのも当然かも。

 

太りにくい鍋料理のポイント

では、低カロリーで太りにくい鍋料理を作るにはどうすればいいの? 野菜や肉、魚などの材料選びからだしの選び方まで、詳しく聞いてみました。

1、肉は脂肪の少ない部位を使う
豚肉だとロース肉やもも肉、鶏肉ならむね肉やささみなど、脂肪分の少ない部位を選ぶようにしましょう。食感がパサパサして気になる場合は、つけだれやだしに、ダイエット効果の期待できるオリーブオイルをたらすと食べやすくなります。

2、濃い味よりさっぱり味
濃い味のキムチ鍋、スンドゥブチゲなどはごはんやビールがすすんでしまうので、知らず知らずに高カロリーになりがちです。ダイエットを意識している人には、さっぱりした水炊きなど、シンプルな鍋をおすすめします。ごはんやビールが欲しくなりにくいので、低カロリーな食事ができますよ。

3、砂糖を使わない
太りたくない方は、すき焼きなど、砂糖をたくさん使う鍋はNG。具材から出ただしだけで楽しめる寄せ鍋がおすすめ。調味料がほぼ酒と塩だけでできた低カロリーな寄せ鍋は、ダイエットしたい方の味方です。

4、シメがいらないくらい野菜をたくさん使う
シメを食べないでいると、鍋料理もぐっとヘルシーになります。具材だけで腹八分目になるくらい、野菜をたっぷりと使ってみてください。