コンビニおでんは3グループに分けられる
コンビニのおでんをダイエットに活用するなら、「おでんの具のグループ分けを覚えておきましょう。各グループの特徴を頭に入れておけば、具ごとのカロリーを覚えていなくても、店頭で選びやすくなりますし、全体のおおよそのカロリーを把握しやすくなります」と鳴海さん。具はそれぞれのカロリーから大きく3グループに分類されます。
・低カロリーグループ
7~15キロカロリーでこんにゃくや野菜を使ったもの。こんにゃく、玉こんにゃく串、しらたき、ダイコン、昆布巻など
・中カロリーグループ
30~55キロカロリーで軽めな練り物や脂質が少なめの肉類。はんぺん、焼ちくわ、ごぼう巻、牛すじ、ロールキャベツ(注:使う肉の種類によっては高カロリーグループに入る場合も)など
・高カロリーグループ
70~130キロカロリーで豆腐や炭水化物を多く含むもの。じゃがいも、焼どうふ、厚あげ、がんも、もち巾着など
ダイエット効果を高めたいなら、低カロリーグループからたくさん選ぶのが正解です。意外と注意したいのは中カロリーグループ。たくさん選んでしまうと、結構なカロリーになってしまいます。
でも高カロリーグループからも1つくらいは選びたい……なんて人には豆腐がおすすめ。豆腐は糖質がほとんど含まれず、たんぱく質やビタミンが摂れることからダイエットに向いた食材なのだとか。とはいえ量を摂りすぎるのにはご注意を。
1食をコンビニおでんに置き換えてみよう
ダイエットを成功させるにあたり「炭水化物を摂りすぎるのはNG」というのは誰でも知っているはず。炭水化物に含まれる糖質を摂りすぎると、体に体脂肪として溜め込まれてしまうためです。とはいえ、炭水化物をカットするのはツラくてダイエットを継続できない――この悩みは鳴海さんも周囲のダイエット希望者からよく耳にするのだとか。
そこで本書でも提案されているのが、ランチタイムだけでもいいので、コンビニおでんを主食にすること。「あるコンビニの鮭おにぎりの炭水化物は34グラムですが、おでんのダイコンの炭水化物は3グラムしかありません。おでんなら具の組み合わせ次第で、おにぎりの数分の1の炭水化物に抑えることができるのです」と鳴海さん。
もちろんコンビニのおでんだけでは、補いきれない食物繊維やたんぱく質などの栄養素もあります。本書ではおでん以外のコンビニの食料品を用いたダイエット法も紹介されているのでぜひチェックを!
「ダイエットが続かないという人にこそコンビニをおすすめしたいです。世の中には健康食品が溢れかえっていますが、なにより大事なのは続けやすさです。コンビニであればいつでもどこでも駆け込めますので、忙しい人でも無理なく継続できるのではないかと思います。今のコンビニは味はもちろん、健康面もかなり進化しているので活用しない手はありません」
春までにもたついた体をスッキリさせたい方は、コンビニのおでんを活用したダイエットを試してみてはいかがですか?