更年期を迎え、「最近少し太ってきたかも……」と感じることはありませんか?更年期はさまざまなからだの変化が起こります。「昔より太りやすくなった」というのも、典型的な更年期の悩みです。
そこで今回は、からだの緩みをきちんと引き締め、体型をしっかりとキープする方法をご紹介します。
なぜ更年期は太りやすいのか?
更年期に太りやすくなる主な原因は、「閉経前後の女性ホルモンの減少」と、「加齢による基礎代謝の低下」の2つです。
女性ホルモンのエストロゲンには脂肪燃焼を促進する作用がありますが、更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が急激に減り始め、悪玉コレステロール値が上昇しやすくなり、内蔵型肥満の原因になります。
また、食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌が低下してしまい、過食の原因になることも。
そして、基礎代謝の低下により、エネルギーの代謝力が落ち、燃焼しきれずに脂肪としてたまっていくことも、太る原因になります。
更年期は誰でも太ってしまうの?
更年期を迎えると必ず太るというわけではなく、なかには逆に痩せてしまう方もいます。消化器官のはたらきが低下し、下痢や食欲不振、吐き気をもよおし、その結果痩せてしまうことがあります。
結局はエストロゲンの低下によるものなので、太りやすくなる原因と同じく、女性ホルモンの変動が関わっているのです。
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