ロケ地の候補には、沖縄もあがってたんですよ。でも沖縄は、雑誌の撮影で行ったこともあったし、“普通に行ける所じゃない場所がいいな”と思っていたんです。

それでフッと思い浮かんだのが、昔から行きたくても行けなかった小豆島だったんです。
最初は、ただただ“エンジェルロード”を歩いてみたかったんですが、実際に行ってみたら、エンジェルロードだけじゃなくて、素敵な場所が本当にたくさんあって。

最初、小豆島をロケ地の候補として提案させていただいたとき、“マニアックだね”って言われたんですよ(笑)。

その後、ロケ地の下見に行ってくださって、“いい写真を撮れそうなスポットもあるし、季節的に秋だし、ベストショットが撮れそう”ということで小豆島に決定したんです。

ーーエンジェルロードを初めて知ったのは、佐江ちゃんが以前出演したドラマでですか?

はい。以前、「ラブレター」という小豆島が舞台のドラマに出演させていただいて、その中にエンジェルロードが出てきたんです。

当時は、毎回小豆島までロケに行けないので、私は違う場所で撮影していたんです。エンジェルロードは、“カップルで歩くと、幸せになれる”っていわれている所で、絶対にいつかプライベートで行きたいなって思ってたんです。

でも今回はプライベートで行く前にお仕事で行って、1人で歩いてきちゃいましたけどね。あはは!

ーー小豆島といえば、“オリーブ”も有名ですね。

そうですね。小豆島では、自然の“色”が本当にきれいで“自然の中には、こんなにきれいな色があるんだ!”って感動しました。太陽の光もすッごくきれいで“自分、盛れる!”って思いました(笑)

“棚田”もあって、あのとき目で見ていた色にも本当に感動したんですが、写真になってシーンが切りとられると“こんなにスゴいものだったんだ”って、改めて感動しました。緑が、空の青に映えて、ワッと目に入るというか。

ーー今回のフォトブックのタイトルは、『涙の行方』ですよね。いつも明るいキャラクターの佐江ちゃんなので、最初、タイトルに“涙”とあるのは意外でした。

バックナンバー