--さあ、佐江ちゃん。前回は「ミュージカル作品をやっているときは、自分がイキイキしている」というお話までお聞きしましたね。確かにすごく感じるのは、作品中や、作品直後の佐江ちゃんは、心も身体もシュッとして、すっきりしていたのが印象的でした。
ミュージカルとか何かに没頭できているときは、充実しているからか、自分の顔がいつもと違うなと思います。昔の写真を見てもそう思います。
(連載の一覧を懐かしそうに見ている、佐江ちゃん)
“ワクワクしてるなぁ”とか、
“このとき恋でもしてたのかなぁ”とか。
こうして写真を見ると、すごく思い出しますね。
--『王家の紋章』では、初演(2016年)・再演(2017年)と、すべてを完走した直後の取材もとても印象的でした。
あぁ! 初夏の撮影ですね。あのときも痩せているなぁ。(第24回)(第25回)
『TOKYO TRIBE』(2017年)の本番前後もワクワクしてますね。自分が味わったことのない、ヒップホップの世界に染まっていました。共演するヒップホッパーたちに囲まれて、私のノリがすごくワイルドだったと思います(笑)。楽しかったなぁ。
--『TOKYO TRIBE』も思い出深い作品ですね。佐江ちゃんのテンションが、作品に入る前と後とで、かなり違っていたのが印象的でした。
あの頃出演した作品の中では、いい意味で緊張もなく、一番気負わずにお稽古に入れた作品でした。お稽古が始まったら、もう楽しくて楽しくて。自分のテンションが、作品に入る前と後とで、全然違っていたかもしれません。
リスペクトできる人がたくさんいすぎたというか。活躍する分野が違う人たちばかりが集まっていたから、こういう刺激のし合い方もあるんだって『TOKYO TRIBE』では教わりました。
--『王家の紋章』や『TOKYO TRIBE』とは違う意味で、出演直後の取材が印象的だったのは『AKB49 〜恋愛禁止条例〜』(2014年)のときでした。身体は来ているけれど中身はどこかに置いてきてしまったような、身体に全く力が入っていない状態だったというか。(第80回)(第81回)
あのときは、すごく忙しかったという以外、記憶があまりないんです。
台詞の量がもの凄く多くて覚えられなくて、頭がどうにかなりそうで。台本がなかなか来なかったり稽古場代役の子が完璧すぎて、それを見て、めちゃくちゃプレッシャーを感じたり。
後輩を引っ張っていかなきゃっていう「謎の圧」を自分にかけて声が出なくなり、もうズタボロでした(笑)。…とは言いつつも、やっぱり『AKB49』も楽しかった。
--「もし機会があるならば、『AKB49』をもう1回やりたい」って、いつだったか話してくれましたよね。
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[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
連載9年間の最後の取材で、佐江ちゃんがお話してくれた内容を、今回と最終回となる次回でたっぷりお届けしていきます。今回はこれまでの撮影や、今楽しみにしていることについて。情報解禁となった『キングアーサー』に出演を決意したきっかけも聞きました!
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[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
2013年にスタートした「ミラチャイ」連載。今回は、佐江ちゃんが9年間の連載期間を通して“自分はここが成長したな”と、思うことを話してくれました。アイドル卒業後、まもなくして立ちはだかった壁を乗り越えながら、次第に気づいたとても大切なこととは?
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
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[第55回]宮澤佐江、2022年の新たな決意。「本当の自分って、何なんだろう」の問いから、昨年「良い加減」で生きたその先
2022年は「自分を見つめ直すことをイメージして過ごしたい」と話す佐江ちゃん。人が思う自分と、自分が思う自分。果たして本当の自分とは何者なの? そう考えるきっかけとなった2つの出来事や、自分と繋がる大切な人を思い、新たな決意を語ってくれました。