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『私がビーバーになる時』(3月13日公開)
人間の意識を動物ロボットに転送し、本物の動物たちと話すことができる技術が開発された時代。
大切な森を守るため、ビーバー型ロボットに意識を転送した動物好きの女子大生メイベル・タナカは、動物たちが人間の世界を揺るがす、とんでもない計画を企てていることを知り、ビーバーたちの協力を得て、人間と動物の争いを阻止するために奮闘する。
ディズニー&ピクサーによる長編アニメーション映画の最新作。実社会から離れて、主人公が映画でしか描けない“もしも”の世界に飛び込むドラマはピクサーアニメのおはこ。
今回はビーバーになったメイベルが出会う個性的なキャラクターたちの見た目のかわいらしさとは裏腹な、人間から見ればあり得ないルールや行動が描かれ、そのギャップが生み出す楽しさや愛らしさが見どころとなる。
そこに人間の自然破壊というテーマを盛り込むところがいかにもピクサーアニメらしい。また、ヒロインのメイベルはピクサー初の日系人のヒロイン。日本語吹き替え版では芳根京子が声を担当している。
『ウィキッド 永遠の約束』(3月6日公開)
オズの国の隠された真実を知り、それぞれの道を歩むことになった「悪い魔女」エルファバ(シンシア・エリボ)と「善い魔女」グリンダ(アリアナ・ グランデ)。2人の溝が深まる中、オズの国は“カンザスから来た少女”によって運命の時を迎える。
童話『オズの魔法使い』に登場する魔女たちの物語を描いたブロードウェーミュージカルを映画化した後編。
この2部作の斬新なところは、エルファバの緑の肌や車いすに乗った妹の存在、人間の言葉を話す動物たちの姿を通して、ジェンダー、差別、友情、アイデンティー、人種といったさまざまな問題に対するメッセージを発したことだろう。
セットとCGを融合させたカラフルな美術と華やかな衣装も見もの。もちろん歌や踊りにも注目だ。
前作ではエルファバがなぜ「悪い魔女」になったのかが語られず、不完全燃焼のところがあったが、本作でその理由が語られ、『オズの魔法使い』にもきちんとつながったのですっきりした。
『スペシャルズ』(3月6日公開)
ある日、伝説の元殺し屋ダイヤをはじめとした孤高の殺し屋たちが、「過去にダンス経験がある」というだけの理由で集められた。
それは裏社会のトップに君臨する親分が孫のために必ず訪れるというダンス大会にチームを組んで出場し、親分を暗殺するというミッションだった。
実際は、素人ダンサーの彼らが、次第にダンスの魅力に目覚め、チームとして成長を遂げ、ダンス大会出場へ情熱を燃やし始める。
『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治監督によるオリジナル作品。主人公ダイヤを本作が映画単独初主演となる佐久間大介(Snow Man)が演じ、共にダンス大会出場を目指す個性的な殺し屋たちを、椎名桔平、中本悠太(NCT)、青柳翔、小沢仁志が演じた。
本来は相容れない殺し屋とダンスを融合させ、佐久間と中本というダンスのプロに、初心者の椎名、青柳、小沢を絡めた意外性が面白さを生んだ。そんな彼らの“努力の跡”がうかがえるダンスシーンが本作の見どころとなる。
(田中雄二)







