「元妻と離婚したのは一年ほど前で、性格の不一致が原因でした。

元妻は口が悪く後で揉めたくなかったため、ローンを完済している持ち家なども離婚の際に処分して、財産分与はきちんと行ったつもりです。

住む家をどうするか、今さらひとり暮らしも大変なことが目に見えて、仕方なく同じ市内にある実家に戻りました。

両親はまだ元気だけれどやはり昔のような体力はなく、普段の買い物や通院などで自分が運転をすることは覚悟していました。

40代の終わりに離婚なんかした自分に、負い目を感じていたのも事実です。

元妻との不仲を知っていた両親は実家に戻ることに反対はせず、「これからは家族で助け合って生きていこう」と話していたのですが……。

離婚して実家に戻ったのを伝えた妹から、『じゃあお父さんたちの面倒は任せたからね』と言われました。

『お前も家族なんだから』と返したら、『私は義母の介護があるから。今ごろ戻ってきてお父さんたちに迷惑をかけるんだから、面倒をみるのは当たり前でしょ』と言われて絶句しましたね。

妹は離婚そのものが恥と思っているのがわかりました。

俺は仕事の事情で休日出勤があり、平日は残業することも多くて、家のことを一人で全部こなすのは難しいのが現実です。

兄妹なら、実家や親のことは平等に負担するのが普通と俺は思うのですが、妹の気の強さを知っている両親は『あまり頼りたくない』と言い、どうして俺だけが大変な思いをしないといけないのか、今も納得がいきません。

親の老化が進めば生活費もいずれ俺の負担は上がっていくとわかるし、かといって今さら家を出るのも角が立つし、せっかく不毛な結婚生活を終わらせたのに楽にはなれない現実に、ため息が出ます」(男性/50代)

結婚しているから自分は親の面倒をみなくていい、という理屈は正しくありません。

きょうだいの離婚と親の介護などは別の問題であり、それを理由に責任の一切を押し付けるのは、今後の関係が悪化する一方といえます。

親との同居を決めた側には当然に共同生活の責任はありますが、すべての負担を抱えるのが無理な場合は、やはり親族の協力が欠かせません。

生活を立て直していくなかで、改めて話し合う機会を持ち、今後の負担については決めていくのが最善といえます。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line