・高望みしすぎている
横井「理想の結婚とはいうものの、結婚生活は日常なわけですよね。理想の結婚生活、理想のパートナーを夢見るのは自由ですが、最終的には自分の身の丈に合った人しか寄ってきません。その辺りを諭すと、「妥協したくありません」なんて反論されることもありますが、妥協ではなく『妥当』であるということをよく理解してもらいたいですね」

・選ばれるための努力をしない
横井「高望みに加え、選ばれる努力をしていない人も多いです。自分は選ばれるための努力をしないのに相手にダメ出しをする人も、婚活は失敗しやすい傾向にあります。選ばれる女性というのは、少なからず自分のことを客観的に理解できており、足りないところを埋めようと努力しています」

・反省しない
横井「婚活をしていると、成立しないことなど何度もあります。これも縁なので、一度の失敗で深刻になりすぎなくてもいいのですが、“なぜダメだったのか”ということは必ず考えてほしいことです。自分の振る舞いは大丈夫だったのか、きちんと努力はしていたのかと振り返り、ダメだと感じる部分があるなら反省し、直すよう行動しましょう。自分のダメなところを認めない、反省もしない、では、いつまでたっても婚活を卒業することはできません」

・仲人との関係がうまくいっていない
横井「婚活の失敗の原因は、本人だけでないこともあります。仲人が未熟であったり、本人と仲人との関係がうまくいっていない場合なども原因の一つです。仲人は、恋愛や結婚におけるブレーンのような存在だと考えみてください。より信頼でき、自分のことを真剣に考えてくれるような仲人を選んだほうが、スムーズにうまくいくのです。

仲人には知られたくないこともあるかもしれませんが、私の場合はほんの些細なこと、くだらない習慣やクセなどもすべて話してもらいます。もちろん仲人にも守秘義務がありますので、他者に漏らすようなことは絶対にしませんから、安心してくださいね」

・婚活の方法を間違えている
横井「なんとか自力で恋愛結婚を目指し、婚活パーティーに出かける人がいます。プロの仲人として言えるのは、婚活パーティーで結婚に結びつくような御縁のある人に出会うことは、ごく限られた人だけということ。公認ナンパのような場所だとも思えるようなパーティーも存在し、参加してもなにも得られないどころか、かえって傷ついてしまう人だっています。婚活パーティーに足を運ぶより、仲人を立ててお見合いをしていくほうが効率的だと思います」