近年は日本人の初婚年齢が上がっているといわれていて、平成24年度の内閣府発表での平均は、夫が30.8歳、妻が29.2歳だそう。

周囲を見渡してみると、東京などの都心部ではもっと晩婚化が進んでいる実感を持っている人もいらっしゃるのでは。

昔から“独身貴族”なんて言葉もありますが、お金や時間の自由をじゅうぶんに満喫してから身を固める男性は、今も昔も意外と多いんですよね。
一方で、近年の“婚活”というワードに象徴されるように「とにかく結婚したーい!」と励む女性は溢れかえっています。

でも、「婚活しているのに、いっこうに実らないんだけど!」という残念な女性と、ちゃっかり結婚を決めてる女性と、それこそ二極化しているようにも感じませんか?

彼女たちが独身を謳歌した男性たちに“結婚”を決めさせたモノっていったい何なのでしょうか。
 

切り出し方、タイミング? 「結婚への“嫌悪感”を感じなかった」

30代後半で初めての結婚をしたSさんは、ずっと忘れられない女性がいたことが原因で独身生活が長かったんだそう。

「20代後半のときに3年間付き合ったカノジョのことが忘れられなくて、それ以降にお付き合いした3人の女性とは結婚まで至ることはなかった。
交際スタートすると、互いに“適齢期”だからスグに“結婚”の話が出るんだけど、そのワードが出るたびに、“あぁ、この子じゃないな”って自分の気持ちがサーっと冷めるのを感じて別れてた。でも、今の奥さんとはそれがなかった。
どこが好きとか何が決め手っていわれると難しいけれど、“結婚”の話が出た時に、今までみたいな嫌悪感を感じなかったことかな」

確かに適齢期の交際では結婚話が頻繁に出ますが、その時にどんな感情を抱くかは重要なポイントになりそうですね。
婚活に焦りすぎるとすぐに話題にしたくなる人もいるでしょうが、男性のタイミングも見計らってあげたほうがイイかもしれません。

ところで、結婚を決めたということは、忘れられなかった元カノのことは踏ん切りがついたのでしょうか?

「正直、思い出すことはあります。だけど前と違って、今の嫁のことは元カノと比較することはありません。
それまで交際した女性たちのことは、申し訳ないけれど元カノと心の中で比較していました」(交際1年目で結婚・これまで真剣交際した女性4人・結婚時夫39歳・妻36歳)