旅行も外食もしないGWの巣ごもりと、注目される”軸消費”

株式会社ライフスケープマーケティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上田 健司)は、首都圏(30キロ圏)の主婦年齢20歳から72歳の二人以上世帯(家族年齢0歳から91歳の男女1,357人)を対象とした2025年ゴールデンウィークの過ごし方に関する調査結果を公表します。
連休中の晩ごはん
ゴールデンウィーク(GW)の過ごし方に変化が起きています。食MAP調査によると、GW間中に「毎日家で晩ごはん」を食べる人は、家族世帯に暮らす人の2割を超え、旅行だけでなく外食も控える“巣ごもり消費”が広がっていることが分かりました。(図表1)
 図表1.



コロナ禍以降の物価上昇や外食価格の高騰を背景に、外出を伴うレジャーから自宅中心の過ごし方へシフトが進んでいます。特に家族世帯では、惣菜や冷凍食品なども活用しながら、無理なく連休を乗り切る“計画的な内食”の傾向が顕著です。
こうした動きは一時的な節約志向にとどまらずGWの新たなスタンダードとして定着しつつあります。
 「外に出かける連休」から「家で楽しむ連休」へ。
今回はGWの食卓で顕在化する“好き”を軸に広げる「軸消費」についてご紹介いたします。
焼肉にする?それともお寿司にする?
図表2は、2025年GWの休み中、毎日家で晩ごはんを食べていた人(以降、GW巣ごもり派)を対象に、前週よりも出現が増えた夕食メニュー(上位10位)を表しています。GWらしく、お刺身やお寿司、焼き肉などのハレメニューが増加しているほか、焼きそばやピザなども増えています。
      図表2.



一方で、長い休みの中で、これらのメニューをすべて食べているのでしょうか?
図表3はGW巣ごもり派におけるメニューの経験率を示しています。
お刺身を一度でも食べた人は全体の23.8%と多く、同様に焼き肉・BBQは19.1%、にぎり寿司・手巻き寿司は17.1%となりました。3メニューいずれかを経験しているのは全体の46.3%と約半数、2メニュー利用は11.1%、3メニュー全てとなると1.3%と少数でした。お刺身や焼き肉、お寿司などいずれもGWの定番メニューではありますが、ユーザーは分かれているようです。
      図表3.



GWは“好き”を満喫
それでは、お刺身や焼き肉を食べた人は他にどのようなメニューを食べているのでしょうか?
図表4はGWのメニュー経験状況から該当者を抽出し、出現の多い特徴的なメニュー上位10位をランキングで表しています。
図表4.



お刺身経験者は、GW中にアジフライなどの魚介のフライや海鮮丼・うな丼、焼き魚・煮魚などの魚介メニューを全体よりも多く食べていたことを示しています。同様に、焼き肉・BBQ経験者は焼鳥の他、チキンソテーやローストポーク、生姜焼きなどの肉の焼きものや、肉カレーなどの肉料理を好んでいるようです。にぎり・手巻き寿司経験者は巻き寿司・押し寿司のほか、焼き肉・BBQやお好み焼き・たこ焼きなどパーティーメニューが目立ちます。
魚好きは魚介を、肉好きは肉料理を集中的に、パーティー好きはメニューを変えて盛り上がるなど、“好き”を軸に思い思いの食卓が広がります。
一方で、いずれのメニューも食べていなかった人に注目すると、丼やオムライスなど洋風ライス、炊き込みご飯など一品型の主食メニュー、さらにサプリメントによる栄養摂取も取り入れていました。GWのハレ感とは異なる、タイパやコスパを重視した合理的なメニュー選択といえそうです。
GWの”好き”を知る
実際にGW中に何度繰り返し食べているのでしょうか?
図表5は、GW中5日間とその直前5日間における、夕食でのリピート日数と人数分布を示しています。
図表5.



焼き肉や焼き鳥などの肉メニューの他に、精肉や加工肉を使用したメニューすべてを“肉軸”とすると、GW5日間の内4日以上食べている人の割合は59.9%に達しています。これは直前5日間の39.2%と比べ20ポイントの増加となり、いかに多くの人が毎日のように肉類を楽しんでいるかを示しています。
メニューだけではなく、お惣菜の利用状況を示しているのが“惣菜軸”です。お惣菜を利用した人の1割は4日以上利用しており、直前に比べ2倍以上の増加です。しかし1日だけの割合が半数以上となっており、まだまだリピーターの獲得余地が大きいことも分かります。最後にアルコールの利用頻度分布を示すのが“酒軸”です。もともとヘビーユーザーの多い嗜好品ですが、GW中は4日以上の利用が6ポイント増加し、約半数のユーザーが毎晩のようにお酒を楽しんでいることがうかがえます。
他にもスパイスを使った手作りメニュー軸や、魚介軸、冷凍食品軸、サラダ軸、食後のスイーツ軸など、多くのカテゴリーで繰り返し利用するヘビー化が起きる様子が確認されました。

旅行も外食もしないGWだからこそ、“好き”を軸に食を広げ、深める。
来週から始まるGWも、新しい過ごし方に注目してみてはいかがでしょうか。


食MAP(R)は首都圏30キロ圏における二人以上家族世帯(主婦年齢20歳~72歳)と属する家族個人(男女0歳以上)、および単身世帯(男女20歳~77歳)を対象とした食卓調査のマーケティング情報基盤です。
365日 毎日の食卓を構成するメニューや食材、商品(JAN)の利用状況、家庭内のストック、生活者の食意識やその日の気持ちなど調査分析を行っています。



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出典:株式会社ライフスケープマーケティング「食MAP(R)」
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