背中のトラブルは、正しい入浴で改善!

汗がたまりやすい背中を清潔に保つことは重要ですが、入浴の際に知らず知らずのうちに悪化させていることもよくあります。背中にきびや湿疹は入浴法等の改善だけで、治るケースもかなりあります。

 

背中に優しい入浴、5つのポイント

1:強くこすらない
かゆいからといって、硬いナイロンのタオルでゴシゴシと強く擦ったりしていませんか。これは肌を傷つけるだけでなく、お肌に必要な水分や脂も洗い流してしまうので、乾燥やかゆみを強めてしまいます。また、にきびなどの炎症も悪化する原因に……。体を洗う時は、石鹸をよく泡立て、基本的には手洗いで、手の届かないところだけ綿のタオルで優しく洗いましょう。

※かゆいときに掻いてしまうのも悪化を招く原因のひとつ。そのため孫の手もよくありません。かゆみが強い場合は皮膚科で薬を処方してもらう、あるいは冷やすことで軽減することができます。

2:固形石鹸を使う
市販されているボディーソープの殆どには、洗浄力が強い合成界面活性剤や防腐剤が使用されています。肌への刺激が強いので、特に肌にトラブルがあるときは、固形石鹸を使うようにしましょう。

3:洗浄成分は、しっかり洗い流す
シャンプーやトリートメントは、体を洗う前に済ませておきましょう。頭は洗い流せていても、背中に残ってしまうことがあるからです。ボディーソープや石鹸も、しっかり洗い流してください。

4:ぬるま湯で洗う
お風呂の後の体のかゆみは、入浴によって体が温まるためです。ついつい、かゆみを和らげようと、痒い部分に熱いお湯をかけてしまうことがありますが、これも厳禁です。湯船も同じくぬるま湯に設定し、あまり長時間入らないようにしましょう。

5:上がった後はすぐにタオルで水分を取り除く
お風呂上がりは、すぐにタオルで水分を取り除いて下さい。濡れたまま放置すると、水分が蒸発する時にお肌に必要な潤いも奪われてしまうためです。そして、タオルで拭く時は、こすらず優しく押し当てるようにしましょう。