2015年3月18日(水)に、『シンデレラ ダイヤモンド・コレクション MovieNEX』が発売されました。
日本では、今から60年以上も前の、1952年3月に公開された作品です。
今ではそのストーリーを知らない人はいない『シンデレラ』ですが、映画の見方が変わる5つのポイントを解説していきます。
1. シンデレラ=「灰ちゃん」という意味
ディズニー版『シンデレラ』の原作になったのは、フランスの文学者シャルル・ペローが書いた『サンドリヨン』です。
ディズニー版のシンデレラは、塔の上にある部屋で寝起きをしています。
しかし、シャルル・ペロー版の主人公・サンドリヨンは、部屋やベッドも与えられず、寒さをしのぐためにかまどの灰にくるまって寝起きをしていたのです。
フランス語で灰は「cendre(サンドル)」と書きます。
主人公は灰をかぶって寝ていたことから「灰かぶり」、サンドルに「~ちゃん」を表す「イヨン」をくっつけて「サンドリヨン」と名付けられたのです。
なんともすごい名前ですよね。
英語で灰は「cinders(シンダー)」と書きます。シンダーに「~ちゃん」を表す「エラ」をくっつけて「シンデレラ」となったのです。
2. 一般庶民出身でプリンセスに
継母やその連れ子に召使いとしてこき使われるシンデレラ。継母たちが浪費しているとはいえ、シンデレラの家はそれほど貧しいわけではなさそうです。
シンデレラは一般庶民の家庭に育ち、やがて王子様と出会って結婚します。
実はディズニーのプリンセスの中で、王族の家系出身ではないのはシンデレラと『美女と野獣』のベル、『ムーラン』のファ・ムーラン、そして『プリンセスと魔法のキス』のティアナだけです。
それ以外の白雪姫やオーロラ姫、アリエル、ラプンツェルなどのプリンセスたちは、もともと「王女」として育てられています。
多くの女性たちがシンデレラに憧れるのは、やはり一般庶民として育ち、プリンセスになったからかもしれません。