~表現教育を通じて子どもたちの主体性を育むプログラムを、全国へ展開~




NPO法人コモンビート(所在地:東京都渋谷区、代表理事:安達亮、以下「コモンビート」)は、サントリーホールディングス株式会社が実施する「サントリー"君は未知数"基金」に採択されたことをお知らせします。

本採択を受け、コモンビートは、思春期の子どもたちを対象に展開している「表現教育で自分らしく人生を選ぶ子どもを育む事業」において、対象地域を広げ、より多くの子どもたちへ向けて本プログラムを展開してまいります。22年間にわたり市民ミュージカル事業で培ったノウハウを活かし、子どもたちが他者と関わりながら自己を表現できる環境づくりと、地域社会で子どもたちを支える仕組みの構築をさらに広げていきます。

■ 採択事業の概要:歌・踊り・対話を通じた表現活動プログラムの展開

本事業では、思春期世代の子どもたちを対象に、歌・踊り・対話などの身体を使った表現活動プログラムを各地域に届けています。

事業名:表現教育で自分らしく人生を選ぶ子どもを育む事業
助成期間:2026年7月~2028年6月(2年間)
対象:思春期の子どもたちとその地域

実施内容:
- 自己表現と協働の機会づくり: 歌・踊り・対話などの表現活動を通じて、子どもたちが自分の感情や個性を安心してさらけ出せる場を提供します。コモンビートが22年間の市民ミュージカルで培った心理的安全性を高める場づくりのノウハウを活かし、一人ひとりが自分らしく参加しながら、仲間と協働して一つの作品を創り上げる体験を届けます。
- 地域のファシリテーター育成: 子どもたちの活動を支えるため、地域の多様な大人を表現活動のファシリテーターとして育成します。学校や家庭以外の身近な居場所として、子どもと地域が自然につながる機会を全国へ広げていきます。

2年間の目標:全国4エリア(関東・中部・関西・九州)でのプログラム実施、および地域ファシリテーターの育成を目指します。

■ 「サントリー"君は未知数"基金」について

生まれ育つ環境や状態にかかわらず、すべての子どもたちが自身の可能性をひらくことができる社会を実現したいという想いのもと、思春期世代に真摯に向き合い、一人ひとりのチャレンジを支えるNPO等の活動を応援するために、サントリーホールディングス株式会社が創設した助成プログラムです。

採択団体一覧:採択団体 | 君は未知数 | サントリー

■ 事業の背景:子どもの体験機会の減少と「体験格差」

思春期は、自分らしさや他者との関わり方を模索しながら成長していく大切な時期です。しかし、近年はAIやSNSの普及もあり、学校や地域において多様な人と出会い、身体を使って表現したり協働したりする機会が減少しています。

また、公立学校における予算や人員の状況にともない、学校内での芸術鑑賞会や表現活動の機会も減少傾向にあります。これに加え、家庭環境などによる「体験格差」の広がりも指摘されています(※)。特に演劇やダンスなどの表現活動は、スポーツや自然体験に比べて提供者が少なく、体験の機会が限られているのが現状です。

学校現場では評価や比較が重視されやすく、子どもたちが自身の感情をありのままに表現しにくい面もあります。コモンビートは、対話や表現体験を地域ぐるみで届けることが、これからの地域社会や子どもたちの選択肢を広げることにつながると考え、これまで行ってきた本事業をさらに多くの地域へと展開していきます。

※参照資料
文部科学省「青少年の体験活動の推進に関する調査研究」(2021)
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン「子どもの体験格差実態調査」(2023)

■ 事業責任者コメント(表現教育担当理事 河村勇希)

私たちが続けてきた『100人100日ミュージカル(R)』では、多様な市民が互いの違いを認め合い、一つのゴールへ挑戦する場を提供してきました。そこで活動する大人たちと関わり、多様な生き方に触れること。実体験や表現を通じて、自分の感情や価値観に気づき、選択を重ねていくことが、子どもたちの主体性に繋がると考えています。今回の採択を通じて、自己肯定感や将来への展望を抱きにくい思春期の子どもたちに、この機会をさらに広く届けてまいります。

■ NPO法人コモンビートについて

「個性が響きあう社会へ」というビジョンのもと、「100人100日ミュージカル(R) プログラム」を中心に活動を展開。団体設立から22年目を迎え、これまでに約8,000人がプログラムに参加し、公演には27.5万人以上の観客を動員しています。全国各地で地域の人々と共創する文化活動を行っています。

<団体概要>
設立: 2004年3月11日
代表理事: 安達亮
所在地: 東京都渋谷区
公式HP:https://commonbeat.org/
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