「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むとニュースになる」というジャーナリズムについて語った言葉がありますが、まさにそんなジャーナリズム精神をもって、ある実験を行なった男性がおり、彼の行なった実験の一部始終が衝撃の画像と共に飛び込んできました。
男の名はARuFaさん。彼はサンリオ発の音ゲーアプリで、この4月よりアニメの放送も始まる「SHOW BY ROCK!!」の人気キャラクターのシアンに代表されるような“猫耳”に深く傾倒。
©2012,2015 SANRIO CO.,LTD. SHOWBYROCK!!製作委員会
猫耳を「付けた人が魔法にかかったように可愛くなるという、歴史上最も称賛されるべき発明」と評し、猫耳を死ぬほど愛しすぎた挙句、ある時、コペルニクス的転回に至ります。すなわち
「猫耳とは逆に『人の耳』を猫に付けたら可愛くなるのか!?」
猫耳が好き過ぎて、なぜそこで思考が「人耳」に行くのか? 彼が好きなのは猫耳を着けた女の子なのか? それとも猫なのか? 耳なのか? イマイチ理解に苦しむところではありますが、それでも彼が素晴らしいのは、脳裏に浮かんだ疑問を放置せず、実際に行動に移してしまうところ!
彼はマネキンから耳を拝借し、マジックテープやヒモを使って“着脱式・人耳”を制作しペットショップに向かいます。そして、ペットショップの店員さんの許可を得て、実際に人耳を猫に装着! 記念すべき最初の“被験猫”として彼が選んだのは、奇しくもクルンと丸まった耳の形が特徴的なアメリカンカール。
「えっ 何これ。」
それが、人耳装着を完了した猫を見た彼の第一声。猫耳を着けた女の子に対しては、文字通り手離しでそのかわいさを絶賛していましたが、そんな彼の人耳猫への戸惑い、混乱がヒシヒシと伝わってきます。この困惑を打ち消すかのように、彼は画像処理でこの猫のオリジナルの猫耳を消してみますが、むしろ混乱は増すばかり!
さらに彼は、この“人耳”の汎用性を確認すべく、他の猫でも実験を試みます。それでも飽き足らずに、猫だけでなく犬にまで人耳を装着! もはや、この時点で最初に語っていた“猫耳愛”とは全く趣旨の違う実験の様相を呈してきますが、そんなことはお構いなしにカモ、フェレットとひっかえとっかえ、ついにはペットショップを飛び出し一路、上野動物園へ! プレーリードッグにフラミンゴ、ペンギンともはやその姿は“人耳通り魔”です。
人耳をつけることでかわいさは増すのか? という最初の疑問の結論はここでは言いません。興味と勇気のある方は、ぜひ、ARuFaさんの実験レポートにて、お確かめください。意外と動物の種類によって印象が変わることは確かです。私見として感想を述べるならファンタジー映画などによくある、“禁断の森”の中に生息してそうです。人間語で、こましゃくれたことを言って、出会う人を困らせそうです。
ただし、ARuFaさんもレポートの中で述べていますが、動物によってはかわいいどころか人耳をつけたことで怖さが増すものもおり、小さなお子さまが見た場合、人によってはトラウマを植え付けられる可能性もございますので閲覧の際はご注意を!
この人耳画像を見た後に「SHOW BY ROCK!!」に戻れば、安定の猫耳のかわいさにホッと一安心することは間違いないでしょう。