気になる男性には彼女がいる。でも、「彼を好き」という感情は抑えられない…。

誰かを好きになる気持ちは、理屈だけでは説明しきれないもの。だからこそ、そんな「難しい恋」に落ちることだってありますよね。

今回は、気になる男性が彼女持ちの場合、どうやって恋を進めていくと良いのか、これまで数々の男女に話を聞いてきた筆者が提案します。

1.このまま片思いを進めるかどうか決める

まず、このまま彼への恋心を持ち続けて、恋を進めていくかどうか決定を。そのとき、大事にすべきは自分の気持ちです。そもそも、「すでに彼女がいる男性」という、たやすく超えることのできない障壁のある恋。

「現在、彼女がいない男性」や「現在、彼女を求めている男性」への片思いよりも、難易度が高いと言えます。一方で、現在の彼女とは長く交際していて、マンネリ化していたり、不満を感じていたりする可能性も。そのケースなら、難易度は少し落ちることになるでしょう。

ただ、いずれにせよ、一筋縄ではいかない恋です。それを進める覚悟があるかどうか。そこまで彼のことが好きかどうか。現在の彼女と別れてもらう自信はあるか。自信がなくても進めたいかどうか。最後は「自分がどうなりたいか」という「理想」に素直になって決めてください。

2.近づく口実を考える

1で「このまま片思いを進めたい」と決めたなら、彼と接触する口実を考えるステップに入ります。

仕事関係者であれば、業務を理由に難なく近づけるでしょう。新規プロジェクトが立ち上がり、彼がそれに参加しそうであれば、自分も手を挙げるなど、彼と同じ場に顔を出す自然な機会を作るのも◎です。

仕事関係者でなくても、彼と接触する機会は作れます。たとえば、共通の友達に「カジュアルな飲み会」の場をセッティングしてもらうのもひとつの手。単なる飲み会であれば、彼女持ちの男性でも参加してくれるでしょう。

彼の趣味や興味関心をリサーチして、彼がよく行く店に偶然を装って行くのもアリ。「怖い」「ストーカー!?」などと思われない程度に動いてみてください。

アメリカの心理学者、ロバート・ザイアンスが提唱した「ザイオンス効果(単純接触効果)」をご存知でしょうか。その言葉通り、ある対象に繰り返し接触することで、好感度や評価等が高まっていく効果を指します。

ビジネスの世界でよく使われる言葉ですが、一般の人間関係にもいえる効果です。「熟知性の原則」と呼ばれ、会えば会うほど、知れば知るほど、対象に好意を持つ・ポジティブな気持ちが高まるといった心理効果があります。

熟知性の原則が面白いのは、対象にそれほど興味がなかったり、そこまで好きではなかったりする場合でも、接触する機会が頻繁にあると、対象への警戒心が次第に薄れ、好もしい印象を持つようになると言われること。

だからこそ、彼にとってあなたが最初のうちは「単なる女性の知り合い」であっても、何度も会う機会を設けることで、好印象を育て、彼の「恋愛対象圏内」に自分を持っていくのも不可能ではない、ということです。