東方神起 左からチャンミン、ユンホ 東方神起 左からチャンミン、ユンホ

韓国出身の人気ユニット、東方神起が2日、東京ドームで今年4月の日本デビュー10周年を記念する、自身2度目となる5大ドームツアーのファイナルを迎えた。

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東方神起のテーマカラーであるパールレッドのペンライトで真っ赤に染まった会場に、ふたりはクラシックカーに乗って登場。勇壮なナンバー『Refuse to lose ~Full Version~』で力強いボーカルとラップで会場を“扇動”すると、続けて、『Spinning』『Why? [Keep your head down]』などのダンス曲をたたみかけ、スタートからエンジン全開。「思い切り暴れます! みんなも覚悟してください!」(ユンホ)と気合十分で熱狂のステージの幕を開けた。

昨年12月にリリースしたアルバム『WITH』を引っさげ、今年2月の福岡・ヤフオクドームを皮切りに、全16公演で75万人を熱狂させたツアーは、日本での10年の活動を集大成した内容だった。10周年記念シングル『サクラミチ』や、『Chandelier』を始めとする最新アルバム収録曲から、『Why?~』『どうして君を好きになってしまったんだろう?』などのヒット曲、『Choosey Lover』『No?』『Love in the Ice』などファンに人気の楽曲や過去の名作まで全27曲を熱唱。過去のツアーを彷彿とさせる演出や東方神起の歩みを感じさせるこだわりのある映像なども織り交ぜながら、約3時間40分にわたって緩急つけた多彩なステージを展開した。

アンコールでは、「今回のライブが東方神起にとって意味のあるステージ」(ユンホ)、「このふたりの物語だと思って感情を込めて歌います」(チャンミン)と話し、『サクラミチ』を熱唱。『With Love』では、客席にペンライトで「TOHOSHINKI 10YEARS」の文字が浮かびがり、10年間をともにしたファンやスタッフから寄せられたメッセージがスクリーンに流れるサプライズも。それを目にしたユンホは大号泣。チャンミンも涙で目を真っ赤にしながらそっと肩に手を添えると、会場は涙の大合唱となった。

そして、ふたりが入隊を控えていることから、ユンホが「いつ言うかずっと悩んでたんですけど、東方神起の単独ライブツアーではしばらく会えないと思うんです」と切り出し、ファンやスタッフに感謝を述べ、「すぐふたりで戻ってきて、このステージでまた皆さんに会うので、元気で待っていてください。僕が『ただいま』って言ったら、みんなが『おかえり』って言ってください! 必ずここで会いましょう。約束だからね」。チャンミンも「皆さんに出会ったのは、僕の人生の中でめぐりあった一番大切なプレゼントです。本当に幸せでした。必ず戻ってきます」と再会を誓った。

この日は、鳴り止まぬ「東方神起コール」に応えてトリプルアンコールで『時ヲ止メテ』を大熱唱。そして、「必ずまた会いましょう」という言葉を残しステージを後にした。

なお、「ウレぴあ」にて後日、詳細レポートをお届けする。