アレルギー食品を食べた方が、アレルギーになりにくくなる!?

さらに、アレルギーの予防に関しても、これまでの常識を覆すような新たな事実を紹介! 

従来、妊婦や幼児はアレルギーの予防のため、アレルギー食品を避けることが常識とされてきました。しかし、幼児がアレルギー食品を食べた方が、アレルギーになりにくくなるという新事実が判明。それを実証する赤ちゃん実験の結果が公表され、母親や医師たちの間で大きな混乱が生じています。実は、アレルギー食品を食べて、腸から吸収することで、その食品への攻撃を抑え込むTレグが作られる仕組みがあるのだといいます。
 

  

一方で、ピーナッツオイル入りのスキンクリームを使用した赤ちゃんが、次々とピーナッツアレルギーを発症するという事件がロンドンで発生! 研究の結果、腸ではなく皮膚からアレルゲンを吸収すると、Tレグではなく、異物を攻撃する免疫細胞が作られ、アレルギー発症の大きな原因になるとのこと。食物アレルギーだけではなく、花粉症やアトピーに関しても皮膚からの侵入が大きな原因となっていると言います。

体に良かれと思ってやったことが実はアレルギーの原因に!? 一体、何が正しくて何をしてはいけないのか? 番組ではアレルギー研究の専門家である大矢幸弘氏による、妊婦や乳児のアレルギー予防のための食事指導もあるので、これからお子さんを持つ親、妊婦の方はぜひチェック!

番組MCは自身もマンゴーアレルギーである加藤浩次さん、花粉症を患う鈴木奈穂子アナウンサーが務め、さらにゲストとして卵・ゴマアレルギーの娘を持つ母親である松嶋尚美さんも来場。アレルギーに悩む当事者たちが最新の治療について率直な感想、意見を交わし、疑問を専門家の先生にぶつけ白熱の座談会が展開! 現在も多くの人が苦しんでいるアレルギーですが、近い将来、根治治療が必ず実現するという力強い言葉も!!
 

  

これまで何の症状もなかったのに、ある日突然、花粉症の症状が出始めたり、両親に症状はなくとも生まれてきた子がアレルギーを持っていることも。現在、アレルギーでつらい思いをされている方はもちろん、現在はアレルギーのない方も治療・予防の最前線をのぞいてみては?

NHKスペシャル「新アレルギー治療 ~鍵を握る免疫細胞~」は総合テレビ4月5日(日)21時より放送。