小学6年生の時にAEDを実際に使った経験を17音に。特別審査員・やすみりえさんら4名が選んだ、救命への「勇気」と「気づき」を伝える16作品を発表




AEDコムを運営する株式会社クオリティー(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:大竹智久)は、第2回「AED川柳コンテスト」の審査結果を発表しました。
2026年7月1日から8月16日まで作品を募集し、全国から寄せられた応募総数は3,349句。
AEDを見かけた時の気づき、救命講習で得た学び、目の前で誰かが倒れた時に感じる怖さや迷い、それでも一歩を踏み出そうとする勇気――。
17音という短いことばの中に、AEDや救命に対するさまざまな思いが寄せられました。
厳正な審査の結果、最優秀賞1作品、優秀賞5作品、入選10作品の計16作品を選出しました。

3,349句の頂点は、実際のAED使用経験から生まれた一句




最優秀賞に選ばれたのは、軽音部さんの作品です。
「小さな手 僕にもできた 人助け」
作者の軽音部さんは、小学6年生の時に実際にAEDを使用した経験があるといいます。
「小さな自分でもできるから、みんなもできる!」その実体験から生まれた一句には、AEDは特別な知識を持つ人だけのものではなく、目の前の人を助けたいと思った誰もが使うことのできるものだという、力強いメッセージが込められています。
「自分にはできないかもしれない」。救命の現場で多くの人が抱き得る、そんな不安を、「僕にもできた」という実体験のことばがそっと押し返してくれます。
特別審査員・やすみりえさん「『僕にもできた』という言葉がいきいきと響いた」
審査には、川柳作家のやすみりえさんを特別審査員として迎えました。
やすみさんは、最優秀作品について、作者自身の経験から生まれた達成感や自信が素直に表現されており、「僕にもできた」ということばが印象的だったと講評しています。
また、今年の応募作品全体について、「手」という言葉を使った句が多く見られたことも特徴として挙げています。
誰かに差し伸べる手。震えながらも動かそうとする手。祈るだけではなく、胸骨圧迫へと向かう手。
AEDという機器そのものだけではなく、「人が人を助けるために動かす手」が、多くの応募者の17音に現れました。

「震える手」「助ける手」「祈る手」――入賞作品に共通した“行動する勇気”




優秀賞には、次の5作品が選ばれました。
- 「震える手 それでも僕は 助けたい」/のどぐろさん
- 「街じゅうに あすの鼓動が 眠る箱」/ヤブイヌぐんだんさん
- 「目指したい 一億人の 救命士」/具蔵さん
- 「通学路 景色に増えた AED」/ぶんぶんさん
- 「撮る手から 助ける手へと 変えていく」/キツツキスズキさん

怖くても助けたい。街中に設置されたAEDに気づく。学ぶことで、いつもの通学路の見え方が変わる。目の前の出来事を「撮る側」ではなく「助ける側」へ。
作品の切り口は異なりますが、多くの句に共通していたのは、「いざという時、自分はどう動くか」という問いでした。

AEDを「知っている」から「行動できる」へ

AEDは駅や学校、商業施設、職場など、私たちの身近な場所に設置されています。
しかし、実際に誰かが目の前で倒れた時、「間違えたらどうしよう」「自分がやっていいのだろうか」とためらう人も少なくありません。
今回の応募作品には、そうした不安や迷いを隠すのではなく、それでも誰かのために動こうとする思いが数多く表現されていました。



審査員を務めた応急手当普及員・小山立人さんも、応募作品から「AEDを使う不安やためらいを抱えながらも、誰かを助けるために一歩踏み出そうとする前向きな思い」を感じたと振り返っています。
テレビ番組ディレクター/映像プロデューサーの小栗涼さんは、作品を通じて「力を合わせて動く力」が浮かんだと講評。
救急救命士の中村敦さんは、現場の怖さや不安まで表現された作品には、聞き手に「行動することの大切さ」とAEDの必要性を考えさせる力があったとしています。

なぜ「AED川柳」なのか

AEDコムが本コンテストを開催する目的は、川柳そのものを競うことだけではありません。
AEDを「どこかに置いてある機械」から、自分自身が使うかもしれないものへ。
救命を「専門家が行うもの」から、自分にもできるかもしれない行動へ。
五・七・五という親しみやすい表現を通して、AEDや一次救命について考えるきっかけをつくりたいと考えています。
一句を考えるためにAEDを思い浮かべること。
他の人の作品を読んで、「自分だったらどうするだろう」と考えること。
そこからAEDの場所を確認したり、救命講習を受けたりする人が一人でも増えること。
私たちは、ことばにも人の行動を変える力があると考えています。
「ことばで救える命がある」。
AED川柳コンテストを通じて、これからも救命への共感と行動の輪を広げていきます。

第2回 AED川柳コンテスト 審査結果

- 応募総数:3,349句
- 最優秀賞:1作品
- 優秀賞:5作品
- 入選:10作品
- 特別審査員:川柳作家 やすみりえさん
- 審査員:応急手当普及員 小山立人さん、テレビ番組ディレクター・映像プロデューサー 小栗涼さん、救急救命士 中村敦さん
- 主催:AEDコム 運営:株式会社クオリティー


受賞16作品はこちらから
各作品に込められた思い・審査員講評もご覧いただけます。


AEDコムについて

AEDをより身近な存在にし、いざという時に一人でも多くの命が救われる社会を目指して、AEDの正しい知識や使用方法、救命に関する情報発信・啓発活動に取り組んでいます。

AEDコム(運営:株式会社クオリティー)
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