あれ? マーコさん、歩きながら寝てません!?

豊富なメニューで迷っちゃう!? 「鶴一家」

「実は、もっと遅くまで営業している家系ラーメン店があるんですよ」
思いはひとつ! 二人は迷わず京急線の終電に飛び乗った!

次なるお店は、各線横浜駅のきた西口から徒歩4分ほどのところに位置する「鶴一家」。

店主の沖山さん。40歳には見えない若々しさが印象的

横浜駅西口の鶴屋町界わいで飲食店を営むオーナー多田さんのもと、家系ラーメン店の「壱八家」、神奈川淡麗ラーメンの「くじら軒」「ゑるびす」など、さまざまなラーメン店で修行を積んだ沖山大輔さんが店長を勤める家系ラーメン店だ。

 

居酒屋の雰囲気が残る店内

同店のオープンは2009(平成21)年2月。多田氏が経営していた居酒屋を改装し、彼の指示のもと、数々のお店で修行を積んだ沖山氏が某家系ラーメン店の味を参考にしてクリーミー系の味を創り上げたそうだ。なお、店名の由来は鶴屋町にあることから「鶴一家」。

鶴屋町近辺には遅くまで営業している飲食店が多いため、そこで働く従業員たちに多く利用してもらいたいとのことから、午前11時から翌朝午前5時まで営業しているそうだ。
  
メニューの豊富さにも驚かされる。お酒の後に嬉しい「しじみラーメン」や季節限定のラーメンもあり、何度足を運んでも楽しめるラインナップ。なんといっても一番人気はスタンダードな「家系豚骨ラーメン」だが、「地獄ラーメン」なる3段階の辛さから選べる激辛ラーメンや「塩ラーメン」、魚介ダシの効いた「つけ麺」も人気だという。

たくさんの経験で鍛え上げた舌が創り上げる逸品
使用麺は残念ながら教えていただくことができなかったので、写真だけ。これで分かったらかなりのマニア度かも?

使用麺は残念ながら秘密。麺も気になるけれど、豊富なメニューもアレやコレやと気になる、チバコロ。しかし、ここはスタンダードに家系豚骨ラーメンを注文。
待つこと5分、家系豚骨ラーメン(680円)を、いよいよ実食! 

家系豚骨ラーメン(680円) 鶴一家の王道メニュー!

「ゲンコツ」「背ガラ」「背油」を使用しているというとんこつスープは臭みがなくクリーミー。ガラの下処理に細心の注意を払っているというのもうなずける。

ではではマーコさん、チェックをどうぞ!!

・家系マイスター・マーコ氏評
まさにクリーミー系の典型、いや、トップクラスのクリーミースープである一方、しょう油感が弱いために中毒性が弱い。それゆえ、スープのクリーミー度をもう少し落とし、しょう油感を強くすることで戦闘力は格段に上がると分析する。

・ライター・チバコロ評
分かる人が食べれば修行先が一発で分かるほどのクリーミー・家系ラーメン。マーコ氏と同じくしょう油感が少し足りないことがネックだけれど、それを差し引いても美味しい部類に入ると思う。個人的にはチー油をあとほんのちょっとだけ効かせて欲しいかな。

既食メニュー:家系豚骨ラーメン(680円)
ネタ度:☆☆★★★(星2つ)