「がん研究フロンティア基金」は、若手研究者によるがんの基礎研究を支援し、がんの新たな予防・診断・治療に資することを目指します。2026年度は12件、助成金総額1億3,080万円の助成を決定したと発表。
2026年10月1日、公益財団法人日本フィランソロピック財団(所在地:東京都港区、代表理事:岸本和久)は、第3回「がん研究フロンティア基金」研究助成で、以下の12件の研究課題を採択し助成金総額130,800,000円(直接費合計119,000,000円、間接費合計11,800,000円)の助成を決定したことを発表しました。助成対象期間は2026年10月~2028年9月。
- 採択研究課題(採択者氏名五十音順)
研究課題名:乳癌に対するセンチネルリンパ節内のT細胞を用いた新たな治療戦略の開発
氏 名 :大場 崇旦
所属機関 :国立大学法人信州大学
助成金額 :980万円(直接費:900万円 間接費:80万円)
研究課題名:腫瘍免疫抑制を担うミトコンドリア活性化myeloid細胞の同定
氏 名 :北岡 功次
所属機関 :国立大学法人京都大学大学院
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:環境変化への適応戦略を支える染色体外DNA分配制御機構の解明
氏 名 :柴田 智華子
所属機関 :国立大学法人東京大学大学院
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:オスモライト輸送体による抗腫瘍T細胞機能制御
氏 名 :章 白浩
所属機関 :国立大学法人京都大学大学院
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:難治性白血病に対する液相-液相分離体を標的とした新規治療戦略
氏 名 :仙波 雄一郎
所属機関 :国立大学法人九州大学
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:炎症性細胞状態に着目した肺癌薬剤耐性の共通原理解明と克服戦略の創出
氏 名 :道津 洋介
所属機関 :国立大学法人長崎大学病院
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:膵癌原発-転移巣の空間的不均一性の検証によるリキッドバイオプシー解像度の向上
氏 名 :中村 広太
所属機関 :公立大学法人奈良県立医科大学
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:肺癌のスプライシングクラスター解析による制御機構の解明と新規治療標的の同定
氏 名 :額賀 重成
所属機関 :学校法人慶応義塾 慶應義塾大学
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:CGRP関連神経シグナルを介したびまん型胃癌細胞の腫瘍免疫回避機序の解明と打破
氏 名 :畑 昌宏
所属機関 :国立大学法人東京大学医学部附属病院
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:肺胞上皮の運命分岐を規定するSOX4-MYC軸の解明と肺腺癌先制的介入戦略の創出
氏 名 :宮下 直也
所属機関 :国立大学法人東京大学大学院
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:単一細胞エピゲノム摂動技術の開発によるがん可塑性制圧治療基盤の創出
氏 名 :宮田 憲一
所属機関 :公益財団法人がん研究会
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
研究課題名:予後良好ながんの変異形質に学び、予後不良ながんの形質転換治療に挑む
氏 名 :矢野 光剛
所属機関 :国立大学法人大分大学
助成金額 :1,100万円(直接費:1,000万円 間接費:100万円)
- 選考委員講評
本年度は全国の大学・研究機関・医療機関等から99件の応募が寄せられ、質の高い研究提案が数多く見られました。
選考委員会では、学術的重要性、新規性・独自性、研究計画の妥当性および本基金による助成の必要性を中心に慎重な審査を行いました。特に本助成の趣旨である「将来がん研究における新たな研究分野となり得る挑戦的な基礎研究」と「若手研究者の支援」という観点に加え、研究機関の規模や地域性、研究環境、ジェンダーなどDEIの観点からの議論も行いながら、多角的な視点で評価を行いました。
本基金の研究助成金では、多様な研究分野、多様なバックグラウンドの研究者を支援したいと考えています。
今回採択とはならなかった提案も、ブラッシュアップして次回以降にも再挑戦いただきたいと思っています。
今後も、本基金の助成を契機として、若手研究者の研究基盤確立や新たな研究領域開拓を後押しし、我が国の将来のがん研究の発展につながる独創的かつ意欲的な基礎的な研究の提案が数多く寄せられることを期待しています。
- 「がん研究フロンティア基金」とは
「がん研究フロンティア基金」は、国内の若手研究者によるがんの基礎研究を支援する基金として設立されました。将来がん研究の新しい一領域となりうるような、がんの新たな予防・診断・治療に資する基礎研究を支援します。博士課程取得から10年以内の若手研究者による新規性、独自性、学術性の高い基礎研究に対し、2年間で最大1,000万円の助成を行います。
本基金は、以下のアドバイザリー・ボードの助言を受けています。
堀田 知光◎ 国立がん研究センター 名誉総長、国立病院機構名古屋医療センター 名誉院長
中釜 斉 ○ 日本医療研究開発機構 理事長
北川 雄光 慶應義塾 副学長、常任理事、名誉教授
佐谷 秀行 藤田医科大学 腫瘍医学研究センター センター長、慶應義塾大学 名誉教授
南 砂 読売新聞東京本社 常務取締役調査研究担当
(2026年4月現在、敬称略 ◎委員長 ○副委員長 その後五十音順)
- 公益財団法人日本フィランソロピック財団について
公益財団法人 日本フィランソロピック財団は、2020年に設立、社会貢献事業への資金提供を目的として、寄附を募り、それを基金として管理運営し、助成や奨学金・顕彰などを行う事業を行っています。寄附者おひとりおひとりの「おもい」を「意義ある寄附」として大きく育み、未来への投資としてより豊かな社会の創造を目指しています。
https://np-foundation.or.jp/
- お問い合わせ
本リリースに関するお問い合わせは、当財団の代表メールアドレスに事務局宛てにお送りください。
代表メールアドレス: info(at)np-foundation.or.jp ※(at)は@に変更してください


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事























