4. 必殺技や奥の手に注目してみよう

アイドルがたくさん出る対バンライブで勝つためには、いつも通りにパフォーマンスしただけでは足りないということになってきます。

こういった大事なイベントでは、アイドルがここぞというときにだけ出す必殺技や奥の手が見られることがあるんです。

ここでアイドルネッサンスが出してきたのは、去年の夏に歌っていた大江千里のカバー曲『夏の決心』の解禁でした。

曲振りで「私たちが去年の夏に歌っていた…」とまでしか言ってない段階で、明らかにアイドルネッサンスのファンではない人たちまで「これは…もしかして…」とザワザワしだしたというのが、この曲のすごさを物語っています。

 

この感じ、どこかで体験したことあったなと思ったら、何年か前の夏に柳家小三治が独演会で若旦那の枕を振って「これは、もしかして『船徳』を演るんじゃないか…?」と客席がザワザワしたときとまったく同じでした。

 

それに対してアップアップガールズ(仮)は、「どうして誰もこの場所を使わないの!?」と言わんばかりに、登場するなりトークコーナーのときに使っていた客席にせり出した花道までやってきて、お客さんとすぐの距離でパフォーマンスをする…というステージの特性を活かした機転を利かせます。

今まで登場したアイドルへ経験の違いを見せつけるかのような戦法に、思わず小川直也戦で橋本真也が花道からロープ越しに水面蹴りを決めたシーンがフラッシュバックしました。

 

そして、トリのCheeky Paradeがこの日のために用意してきたのは、ここ最近のアイドル界でもっとも正攻法な必殺技ともいえる、曲を繋げて持ち時間のあいだ一度も休まずに歌い踊り続ける「ノンストップライブ」でした。

これが本当にトリを飾るに相応しい仕上がりっぷりで、こういうイベントではふつう起こらないアンコールが巻き起こるほどの盛り上がりで、イベントは幕を閉じました。

 

5. 関係者席をチラ見してみよう

これは本当はやったらダメです!!

ライブ中はちゃんとステージを観ないとダメです!!

アイドルが武道館でライブしているとき、ステージを観ないで関係者席に誰がいるかをチェックするのは、もっとも軽蔑される行為なので真似をしないでください。

ただこの日、本当にたまたま横のほうを見たら、出番が終わって客席の後ろで見学していたアイドルネッサンスの百岡古宵ちゃんがCheeky Paradeのライブを観て本当に楽しかったらしく、両手を体の前でヒラヒラさせながら「うひゃひゃ~」みたいなリアクションを取っているのが目に入って、本当に一瞬しか見てないですけど「すごくいいな」と思いました。

 

というわけで、今までの文章すべて無視してまったく別の楽しみ方をしても、どう転んでもアイドルがたくさん出る対バンライブはめちゃくちゃおもしろいので、ぜひ行ってみてください。

もうすぐ夏がやってきますが、アイドル横丁新聞2014年6月号で夏の3大アイドルフェスとして挙げられた、

・東京アイドルフェスティバル
・@JAM EXPO
・アイドル横丁夏まつり!!

が今年も開催されるので、これに行っておけばまず間違いないです。

アイドルと野球が好きです。野村克也本の研究をしています。好きなプロ野球の名シーンは、2008年日本シリーズ第7戦の8回表2死1塁から5番・野田が四球を選んで出塁するところです。好きなホームラン談話は、G.G.佐藤がライオンズ時代に札幌ドームでホームランを打ったときの「ススキノよ、ありがとう」です。