5.バタバタママ

上野「朝大忙しなのはよく分かるのですが、自転車の後ろに乗せた子どもに菓子パンを与え、園に着いてもまだ食べていることがあります。

よく見たら、子どもは下着ではなくパジャマを着ていて素足のまま。生活リズムが乱れていることを感じますが、なかなか改善されず。きっとママ自身も困っていると思うのですが、どこから手を付けたらいいのやら…」

「お困りママ」にならないための対処法

これらのママ像、思い当たる節があったら要注意! 保育士さんたちだけでなく、周りの色んな人たちからも「お困りママ」と思われている可能性も。こんなママにならないためにはどうすればいいのでしょうか。

1.時間の使い方・優先順位を見直し、心にゆとりを持つ

上野「どのママも仕事と子育ての両立をがんばっていて、日々精一杯過ごしていると思います。ですが、バランスが上手く取れていないのかな?と感じるのも事実。

時間の使い方や優先順位を見直して、心にゆとりを持つこと。そして『自分を大事にする』と『自己中心的』の違いを考えてみるのがよさそうです」

2.大人としてのマナーを身につける

上野「保育園は、子どもが初めて出会う集団生活の場。きまりや約束を守ることの大切さは、大人がお手本になって伝えていくことが一番大事だと思います。ママとしてだけでなく、大人としてのマナーを身につけることが大切だと思います」

今、お困りママかも?と思っているママは、早くそこから脱して、カッコいいママに大変身すれば、きっと保育士さんからの評価も上がることでしょう。毎日忙しいですが、ふと、自分の行動、発言を振り返ってみることは大切かもしれません。

【取材協力】上野里江さん

保育・子育てアドバイザー
保育士歴30年。保育園・幼稚園・子ども園で3000人以上の親子と関わり、その後3年間療育に携わる。子どもに関わる大人を元気に笑顔に!子育てにもっと笑いを!をモットーにコラム執筆、商品監修、講座、相談を行っている。