子育てって忙しいですよね。疲れて帰ってきて子どもの通園バッグを開けたら、連絡帳やプリントの山。つい「面倒だなあ~」となり疲れが倍増して、ほったらかしてしまうことってありませんか?
でも、そうしていると…知らず知らずのうちに、園側から良くない感情を持たれているかもしれません。
『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』著者の立石美津子が、“最低限、これだけはしておきましょう”という具体例をお話しします。
相手の気分を損なうパターンあるある
日中、我が子を長時間預ける幼稚園、保育園。そこで働く保育者の仕事は“聖職”と言われますが、先生だって感情を持った人間です。せっかく書いた連絡帳に対してスルーされると不快に思ってしまうことがあります。
例えば、
- 提出物を出さない人
- 申し込み期日を守らない人
- 連絡帳に未記入の人
- 挨拶しない人
一つ一つ見ていきましょう。
提出物編
提出物を出さない
保護者側に立ってみると、子どもが3人いてそれぞれが学童クラブ、学校、幼稚園から1日2枚ずつもらってくると一週間でなんと、2枚×3人×6日=36枚。これに様々なダイレクトメールがポストに入ってきて、家の中がゴチャゴチャになります。
でも、園側に立ってみると、たった一人の未提出の保護者のため全体の仕事が滞ります。
たくさん用紙を受け取って、大変なのはわかりますが、園側から「また、○○さんが未提出だわ、集計が出来ないわ」という会話を職員室でされないようにしましょうね。
申し込み期日を守らない
幼稚園、保育園、学校からの様々な“提出期日付き”の申込用紙が発行されます。
「まだ予定が立たず保護者会の参加、不参加の用紙を出せないわ」と言いつつ期日ギリギリまで放っておき、どこかにしまってしまうと、そんな用紙を受け取っていたことすら忘れてしまいます。
そして、園側から「期日が過ぎていますが、参加の有無はどうしますか?」と催促の連絡がきます。本来、用紙を集計すれば済むものを、期日を守らない保護者がいることで、園側は忙しい合間をぬって電話することになり、負担に思われてしまいますよ。
無断欠席
参加の意思を示しながら無断欠席の人。都合で行けなくなったら連絡を入れましょう。
連絡帳
幼稚園、保育園、学校、学童クラブには家庭との連絡ノートがあります。
子どもが数人いると連絡帳も×2名分、×3名分となり、しかも毎日のことで本当に大変です。家に帰って食事の支度、洗濯、風呂掃除と家事も山盛りなのに、これがあると毎日書くのがつい面倒くさくなります。
でも、保育者だって仕事だとはいえ大変な状況です。担当生徒×20名分、今日あったことを一人一人の顔を思い出しながら書いています。
それなのに、保護者欄が未記入ですと、翌朝開けたときガックリきてしまいます。「読んでいない」と誤解されることもあります。「どうせ読んでくれないんだから『今日も元気に変わりなく過ごしていました』と、適当にお決まりの文章を書いておけばいいや」となってしまうかもしれません。
ニコニコマークでもシャチハタでもいいので「はい、読んでますよ~」ということを示すマークを書いておきましょう。