秋も深まり、子連れの室内レジャーでお薦めなのが美術鑑賞。なかでも、親子で楽しめる体感型のデジタルアートといえば、『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス』。今回は、チームラボの展示を見るのが初めてだという5歳の女の子が、体験しに行ってきました!

 “チームラボ”という言葉を、聞いたことがありますか? チームラボとは、猪子寿之さん率いるアート集団。

様々な分野のスペシャリストが揃う「ウルトラテクノロジスト集団」なのです。お台場だけではなく、全国各地で、チームラボによる展覧会が開催されています。

テクノロジーを多用したデジタルアート空間に、大人も子どもたちも、今までにない感動や興奮を覚えます。

今回は5歳になる絵を描くのが好きな女の子が、話題の『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス』を体験してきました!

フォトギャラリー幻想的!チームラボデジタルアート作品を写真でさらに見る

「ランプの森」

『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス』は、今年6月にお台場にオープンした、チームラボの常設展。事前に、日時指定のエントランスパスを購入します(詳細は、サイトをご確認ください)。

当日券が売り切れの場合もあるので、前もってエントランスパスを購入しておいた方がスムーズです。

とくに対象年齢は定められていませんが、エントランスにはベビーカー置き場もあり、乳幼児のママさんでも気兼ねなく来場できます。

もちろん授乳室も設備されており、軽食コーナーはないですが、何カ所かある休憩所では、飲み物も販売されています。

館内は、広くて迷路のようですが、屋内施設を利用しているため、雨などの天候の心配もいりません。まさに、子連れでも行きやすいアートミュージアムですね。

大観覧車のすぐそばです!

『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス』は、ゆりかもめの青海駅、りんかい線の東京テレポート駅からすぐのパレットタウン2階にあります。

大観覧車を目印に向かえば、迷いません!

一旦、エントランスをくぐれば、そこはもう『チームラボ ボーダレス』の世界! 最初に目の前に広がったのは、「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる」。

ところ狭しと、壁から天井、床までデジタルアートが舞い上がっていきます! この迷ってしまう感覚こそが「ボーダレス」なのです。

境界のないアートで作られている巨大空間! 子どもだけではなく、大人も観たことがない世界に、胸がワクワクしてきます。

館内には案内図がないため、最初は戸惑ってしまうかもしれません。

でも、この異空間の中で、次の部屋にどうやって移動しようか? 実際に触れてみて感じることで、空間認識や触感をフルに活用することができます。

「人々のための岩に憑依する滝」では、作品に触れることで水の流れが変わるため何度見ていても、違った表情に見えます。

中央にある小高い部分をめがけて楽しそうに娘は登っていました。子どもが十分に楽しめるアスレチック要素もあるのが、この『チームラボ ボーダレス』の特徴です。

花の形をしたデジタルアートに気を取られていると、娘が「牛だよ! 」「豚が通ったよ! 」というので、辺り一面を探してみると…、確かに、花の形を遠くで俯瞰で観ると大きな牛を形成していました。

こういう仕掛けに気づくのも、大人よりも感性が柔軟な子どもの方が得意みたいです。

光の反射がプリズムのような「Wander through the Crystal World」では、観たことがないキラキラとした世界に「宇宙みたい」と感激していた娘。

どこが道なのかわからず、何度も作品の中で彷徨いました。子どもと一緒にゆったりとした時間を過ごせるのも、体感型デジタルアートの醍醐味です。