現在20代の若者の上司は40代。バブル世代に若者だった人々です。現在の新入社員に「あり得ない!」と叫んでいる上司・先輩方も、新入社員の時代がありました。そこで、20年ほど遡り、40代上司の上司たちが新入社員だったの頃、彼らの上司や先輩たちが新入社員(現在40代の上司・先輩)に抱いていただろう『怒り』を現在の上司・先輩たちに調査したアンケートがあります。

新入社員の時に、上司にイラッとされてしまった言動

1位:生意気(反抗的)な態度
2位:仕事のできなさ
3位:言葉づかい
4位:遅刻
5位:勝手な振る舞い
~全国の社会人の男女400名を対象にした『怒り』に関するアンケート
(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の調査)~

数年前まで個人事務所を経営していた筆者もかくいう40代で、新入社員時代はありました。筆者の若いころは、少々とぼけた「お嬢様」だったので、世間の常識から少しだけずれていたところがあり、当時の先輩にはご迷惑をかけました。そんな筆者が当時の先輩から戴いた心に残る名言をご紹介しましょう。

1位 生意気な態度

先輩の言っている意味がわからないので、理由を聞こうとすると生意気に聞こえるのだと今になって思います。

筆者の場合、仕事をやる気満々なのに、先輩の意味するところがわからず、意地悪のように感じるところもありました。でも、当時は「仕事は先輩方の背中を見て覚える!」のが当たり前だったので、いちいち説明を求める新入社員の態度は、生意気以外の何者でもなかったのでしょう。

→上司の名言
「今わからなくても、40歳になったら先輩の言っていたことが理解できるようになる。取り敢えず言うことを聞きなさい。どっちが正しいかの判断ができるほど君は成長していないのだから。自分が未熟であることを認識しなさい」

→当時の筆者の感想
「40歳までわからないの?ずいぶん先……」

→40代の筆者の感想
「先輩は正しかった」