4位 遅刻

歓迎会で初めて焼酎を飲んだということで、焼酎を勧めた上司が、ちゃんと出社しているかどうか心配して出欠確認の電話を下さいました。私は、電話には間に合いましたが、30分の遅刻。遅刻を恐れて寝なかったというのに、電車の中で座りながらウトウトし、乗り越してしまったので結局遅刻です。

→上司の言葉
「新人は30分前出社(当時は先輩よりも遅い出勤はタブー)。間に合わないときは連絡を入れなさい。それに若いんだから会社のバッチつけて通勤途中で椅子に座るな!」

→当時の筆者
「二度と平日にお酒は飲まない。もっと早起きして、乗り越しても間に合うようにラッシュの前に通勤しよう。ラッシュ前なら座っても恥ずかしくないはず……」

→40代の筆者の感想
「通勤ラッシュの中で椅子に座る勇気が凄い(恥)……目指すところも違う……」
現在の筆者は、携帯のスヌーズ機能だけでなく、飛び回る目覚ましと格闘しながら起きています。

5位 勝手な振る舞い

失敗かも?と思ったときに、「また怒られる」という恐れから、自分で何とかしよう、先輩に迷惑をかけないように、と頑張った結果、何もできずに、最終的には先輩に相談。後始末は先輩と上司が大慌てで片づけ。初めのうちは何回かこういうことがありました。勝手な振る舞いと言うか、何とかしようと迷走したのです。

→上司の言葉
「泣いてもダメだ。自分で考えるのはやめなさい。少しでも不安に思ったらすぐに誰かに聞くこと。初めのうちなら手の打ちようがあるから。手遅れになってからでは君の年収では弁償できないぞ。」

→当時の筆者
「言っていいんだ」と安心したのを覚えています。それからは些細なことでも先輩に確認を取って覚えるようにしました。但し、「1度失敗したことは2度やらない」をモットーに!

→40代の筆者の感想
素直なんだか、バカなんだか……。でも、できない人間は素直に恥をかくべきなのかもしれません。

まとめ

当時の筆者は、本当に世間知らずの役立たずだったと思います。毎日、知らないことを優しい(当時の筆者にとっては、ただ怖かった)先輩に教えられ(怒られ?)、筆者は怒られないようにひたすら前向きに頑張っていたように思います。

先輩曰く、中途半端に主張する人間より、「常識の無いことを知っている“お嬢”の方がやりやすい」とのお言葉を戴きました。親の七光りのおかげか、先輩方は本当に優しく、忍耐強かったと思います。

「失敗を誰かのせいにするのではなく、そんな人間(筆者)に任せた自分に責任がある。その失敗は想定内のはず」この言葉は、筆者が新入社員だった頃、先輩方を叱っていた上司の言葉です。この言葉が40代になった今の筆者の中で生きています。個人事務所を経営するに当たり、この言葉は、失敗しない秘訣となりました。

新入社員のみなさん!今わからなくても、先輩の言葉は40代になったら理解できますので、未熟なうちは取り敢えず心に留めておきましょう。それが成長のカギになるはずです。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。