フォトギャラリー【写真】魅惑の「おっぱいジャケット」18作をすべて見る!
  • おっぱいジャケット/PIG DESTROYER『Terrifyer』
  • おっぱいジャケット/Impaled Nazarene『Absence Of War Does Not Mean Peace』
  • おっぱいジャケット/KEEL『Lay Down the Law』
  • おっぱいジャケット/POISON『Double Dose Of Poison: Ultimate Hits』
  • おっぱいジャケット/Bon Jovi『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』

ヘヴィメタルやハードロックは、その長い歴史の中で数多くの"足し算"によって新しいサウンドを作り出し、進化を果たしてきた音楽です。

例えば、ニューヨークのスラッシュメタル(パンクロックから影響を受けた、激しくスピーディーなヘヴィメタルのサブジャンル)バンド、ANTHRAXは、ヒップホップグループのPublic Enemyとコラボレーションを行い不朽の大名曲『Bring The Noise』をリリース。後にKORNやLimp Bizkitといったバンドによって一大ブームを巻き起こすことになるラップメタルの先鞭をつけました。

また、そのANTHRAXのメンバーによるサイドプロジェクトであるS.O.Dは、ヘヴィメタルとハードコアパンクの音楽性を融合。"クロスオーヴァースラッシュ"と呼ばれるスタイルを確立し、メタルとパンクというふたつの音楽シーンに大きな影響を与えました。

こうした先例の他にも、ヘヴィメタルとハードロックはポップスやファンクやジャズや電子音楽やポストロックやオペラや民族音楽などなど、ありとあらゆる音楽とクロスオーヴァー(交配)し、刺激的で新しい音を生み出し続けています。

そんなHR/HMに、足し算をすることで、私も新しい何かを生み出せるのではないかと考えました。そこで、私が選んだサムシングというのが……女の子の胸に付いているふたつの可愛くてエッチで、何よりも幸せな膨らみ……ズバリ、"おっぱい"です!

男の子はヘヴィメタルやハードロックといった激しい音楽が大好き。

そして、男の子はおっぱいが大好き。

そのふたつの"大好き"が合体すれば、そこにはとても大きくて力強いエネルギーが生まれることでしょう。

そんなこんなで、数年前からジャケットにおっぱいが描かれているHR/HMのアルバムを集め始めたのですが、これがなかなかにおもしろいものが多いのです。そんなおっぱいなアルバムを私のコレクションの中から紹介しつつ、その魅力をタップリと語らせていただきます!

あの超有名バンドによるおっぱいなアルバムジャケット!

Bon Jovi『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』

先ずは、このアルバムからご紹介! 日本で、最も有名なおっぱいジャケのメタルアルバムではないでしょうか? Bon Joviの『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』(原題は『Slippery When Wet』)です。

メタルやハードロックに興味がない人でも一度はそのメロディを耳にしたことがあるであろう大名曲『You Give Love A Bad Name』と『Livin' on a Prayer』を収録したこの3rd.アルバムは、濡れたシャツからこぼれんばかりの大きな胸が何ともキャッチーなデザインとなっています。

実は、このアートワークは、日本限定のもの。本国アメリカを始めとする諸外国では、アルバムタイトルが大きく描かれたシンプルなものが使用されています。

Scorpions『ラブドライブ』

Bon Joviと同じく大御所のハードロックバンドがリリースしたおっぱいなアルバムが、今年、結成50周年を迎えたドイツの"蠍団"こと、Scorpionsの『ラブドライブ』。

エロティックなアルバムジャケットを連発し、それらがことごとく発禁になって差し替えになる破廉恥なバンド、蠍団。女性の片乳っからガムだかゴムだかがビローンとなっているこのシュールなジャケットも、女性蔑視とのクレームが付き、後に一部の国で発禁になりましたが、日本ではオリジナルのアートワークが流通しています。

こんな仕上がりですが、デザインはPink Floydの諸作品やLed Zeppelinのジャケットデザインでロックファンにはお馴染みのヒプノシス。更には、Scorpionsのギタリスト、ルドルフ・シェンカーの実弟であるマイケル・シェンカーが数曲参加と、おっぱいフェチならずとも、ロックファンならば必聴の1枚です。