まずは、カウンターでお酒の注文。ビール、焼酎、泡盛、日本酒、ウイスキー、スピリッツ、カクテル、ソフトドリンク。一通りそろっている。ひとまず生ビール600円を注文。
カウンターには、お話のメニューが2枚、タイトルだけがズラッと並ぶ。話は全部で48個。面白そうなタイトルがいくつもある。(以下抜粋)
・炊飯器で生キャラメルをつくる
・天谷窓大の東京都北区赤羽
・弾丸ハワイ旅行からエクストリーム出社
・はじめての強盗
・Facebook+グーグルストリートビュー=イ◯ポ
・箱根の山奥に置き去りにされる
・クリスマスの夜、カップルから合法的にお金を巻き上げた話
・おっさんと一緒に心中しかけた話
・横浜駅から歩いて軽井沢に行った
・何を頼んでも唐辛子山盛りのお店
・歌舞伎町で7万円ぼったくられた話
・足を開いたら逮捕
・鍵の救急車。まさかのギブアップ宣言
すべてが実話だそう。いろいろ面白そうなタイトルがあって迷う。
中には強盗とか、金を巻きあげるとか、物騒なネタもある。天谷さんに、本日のオススメ話を聞いてみた。「天谷窓大の東京都北区赤羽です!」とまずはご本人の持ちネタ押し。
ちなみに天谷さんは7年前、2年間ほど北区赤羽に住んでいたとか。『山田孝之の東京都北区赤羽』(原作は、清野とおるの実録エッセイ漫画「東京都北区赤羽」)に負けないネタをお持ちのはず! 期待は高まる。
19時半くらいから、バーカウンターが混んできた。奥の広いスペースへ移動。大テーブルが3つあり、囲むようにして椅子が並ぶ。自然と人が集まりやすい形になっている。
ところで、まだ誰もすべらない話をオーダーしていない。お酒を飲みつつ雑談をしているのは、就職活動中の学生さんと会社員の方。みなさんリトルトーキョーには、何度か足を運んでいるのだそう。就活中の女性は、自分の世界を広げたいと思い、参加している、とのことだった。
他にも男性2人組の就活中の学生が「就活ばかりやっているとどんどん視野が狭まる気がする。こういう場でいろんな人に出会い、話しを聞きたい」と話してくれた。みんな真剣に将来を考えている。あまりマジメに生きてこなかった筆者としては、眩しい姿だ。
そんな雑談をしているうちに、美人女性が目の前にいらした。胸に本日の話し手の目印となる名札がある。いい感じでほろ酔いになってきたところで、そろそろすべらないお話をオーダーしたい。