4: 昼間のママは別の顔!?

中学校と小学校に通う子ども3人のほかに、1歳の赤ちゃん1人という4人の子どもを育てている専業主婦のDさん。子どもたちの世話に追われるめまぐるしい毎日を、こんなふうに切り抜けているそうです。

「朝、子どもたちと夫が家を出る前に一気に家事をして、済ませられるだけ済ませます。みんなを送り出した後は、末っ子の世話をしつつDVDを見たり、いっしょに昼寝したりして、まったりと過ごします。

小学生の子が帰宅する時間から、晩ごはん作りなどの家事を再開。その後は寝る時間まで、また怒濤の勢いで動き続けます。

家族は私がその調子で1日中働いてると思ってねぎらってくれるけど、実はそうでもありません(笑)」

たしかに、1日中動き続けるよりは、最も忙しい朝と夜に家事を集中させてメリハリをつけた方が、心身ともに少しラクかもしれません。

とはいえ、いずれにしても、子ども4人分の世話と家事が超ハードなことに変わりはありません。

Dさんにはぜひ昼間は最大限にのんびりまったりして、体力を温存してほしいと思います。

5: 父子不在の自宅でお留守番

最後は、自営業のワーママ、Eさんのサボり術を紹介します。

「今年の連休は、私の仕事が忙しかったので、思い切って自分の実家に子どもと夫だけを帰省させてみました。おかげで、夜は一人でドラマ三昧という夢のような連休に。

パパと子どもだけの帰省といっても、実家ならおばあちゃんがごはん作ってくれるから安心でした」

ちょっと大胆な計画にも思えますが、パパが仕事で忙しくて母子だけで帰省……という話はよく聞く話ですから、父子だけでの帰省もアリなはずです。

ママが帰省すると、移動したり滞在中に気を遣ったりで、かえって疲れることも。家に一人で残れれば、余計な消耗もなく、ゆったり過ごせますよね。

父子だけでの旅を嫌がるパパもいるかもしれませんが、パパのキャラによっては、ママが思うほど負担に感じない可能性もあります。

その場合は、たまにはママ不在で帰省してもらってもいいのではないでしょうか。

以上、ママたちのこっそりサボり術や体験談を紹介しました。

子育て中のママは頑張りすぎになりがちですが、どんな人にも休息は必須です。

忙しい毎日でも笑顔をキープしているママほど、どこかでうまく自分のためのリラックスタイムを作っているものなのではないでしょうか。

逆に、「私は本当にまったく休んでないわよ!」というママは要注意な状態かも。自身の心身の健康のためにも、家族のためにも、適度なサボり癖を身につけることをおすすめします。

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。