突然ですが、猫はお好きですか?
ちまたでは空前の猫ブームですが、その起源は、江戸時代にあるとも言われているそうです。有名な浮世絵師の歌川国芳も無類の猫好きだったらしく、擬人化された猫の愉快な浮世絵をいくつも残しています。
国芳の描く浮世絵の世界で猫と遊べる江戸版の猫カフェが、両国で期間限定開催されています。その名も【江戸ねこ茶屋】。
【江戸ねこ茶屋】のコンセプトは、「両国に突如現れた猫長屋。そこに人間が迷い込む」というもの。
いたるところに本物の浮世絵を拡大したオブジェがあり、擬人化された猫たちがお湯につかっている猫湯や、お座敷遊びに興じる猫遊郭などの部屋をめぐることもできます。その中にいるのは、本物の猫たち!約50匹の猫たちが、浮世絵の江戸の世界の中を縦横無尽に駆けまわっています。
当初は2か月で会期終了予定だったところを、好評のため、2度目の延長が決まった【江戸ねこ茶屋】。
まだの方はお急ぎください! いよいよ2019年の1月27日までの開催となりました。
江戸ねこ茶屋ならではの見どころ
来場してまず驚くのは、会場内の広さと清潔さです。江戸時代の猫の長屋空間を模した会場のなかを、本物の猫が気の向くまま、居心地のいいスポットを求めて自由に動き回ります。
会場には、猫が走れる長屋の屋根や、天井まで届くくらいのキャットタワーなどが設置されており、猫の動きを徹底的に考えたつくりになっているそう。
言ってみれば、猫パラダイス in 江戸なわけです。
来場された方のひとりは、ここの猫たちが落ち着いていて人なつっこいことに驚いていました。
猫を抱き上げたり、追いかけたりするのはNGですが、猫をなでたり、一緒に撮影するのはOKです。
「どこもかしこもフォトスポット」というふれこみには理由があり、壁の色ひとつにもこだわりがつまっているから。
たしかに、和テイストの壁紙をバックの猫ちゃん、か、かわいいです!
猫のごはん(江戸ねこ茶漬)やおやつ(江戸ねこきゃんでい)も売っていて、猫集めもできます。一日の販売数量は猫の体調を考えて限りがありますので、やってみたい方はお早目の来場をおすすめします。