さるかに合戦をチャートにしてみる

次に、有名な昔話『さるかに合戦』をサル視点でチャートにしてみます。

 

 

 

赤い矢印がトゥルーエンドですが、コスパ最悪ですね。

サルが得たものはおにぎりと柿、そしてささやかな征服欲くらいですが、かわりに栗とハチに刺され、クソを踏み、臼に押しつぶされるという散々な目に遭います。まったく経済的ではありません。ちなみに、もし家から出なかったら無限に栗とハチの攻撃を喰らい続けます。

交換しなかった場合は「それぞれ別の人生があるエンド」。何も起きません。

コスパ重視でルートを改めるとしたら、おにぎりは取るが柿は独り占めにしない「おにぎり泥棒エンド」が妥当と思われます。若干の恨みは抱かれますが、ここまで凄惨な復讐は果たされないでしょう。サルの方は参考にしてみてください。

 

ツルの恩返しをチャートにしてみる

有名なツルの恩返しはどうでしょうか。チャートにしてみましょう。

 

 

 

ツルを助けなかった場合のルートは「ツル見殺しジジイエンド」であり、費用も効果もゼロです。

次の、訪ねてきた女性を泊めなかったルートは「不親切ジジイエンド」で、費用(ツルを助ける労力)も効果がゼロなので微妙に損です。

結局、最もコスパが高いのは赤い矢印のトゥルーエンドとなります。しかし、それまでに「覗かない」選択をしていない限り、パフォーマンスは悪いまま。というか1回目で覗いたらトゥルーエンドじゃありません。覗きジジイエンドです。

「覗かない」→「反物を高値で売る」のサイクルをできるだけ長く繰り返し続ける……これがツルの恩返し攻略のカギなのです。