「○○にかけては天才!」

さらに、夫に得意になってやってもらうためのおだてワードが、「○○にかけては天才!」です。

「あなたは、洗濯物を手際よく干すことにかけては天才だよね!すっごく早い!私、途中で腕がだるくなってきてダメなんだよね」のように、むりやり「天才」という言葉をねじこんで絶賛してください。

「私にはできない」「私はダメなの」という言葉をつけ足すのも、夫に優越感を感じさせるので効果的。

多くの男性にとって、能力の高さをかわれるのは自慢したいほど嬉しいことだし、「オレって天才!」と思うのは快感です。

別に才能でやるような作業じゃないけどな……と思っても、賛辞を惜しまないで。

「へぇ~、よく知ってるね!」

普段威張っている夫には、この言葉をかけてみましょう。

夫がちょっとした知識を訳知り顔で披露した時などに、「何をエラソーに」という本音はこらえて、「へぇ~、よく知ってるね!」と、リアクション派手めで驚いてみせて。

威張っている人の中には、尊敬されたいという気持ちが隠されています。その願望を満たせば、その人自身も気づかないうちに「こいつには何かしてやってもいい」という気持ちが芽生えやすくなります。

人を見下した態度をとるような夫といるのは苦痛だけど、こんな一言で機嫌をよくするなら、むしろ操縦しやすいかも……?

「ありがとう。私、○○するのが夢だったの」

こういう言い方もあります。

  • 「ありがとう。私ね、こうやって好きな人と一緒に料理するのが夢だったんだ」
  • 「ありがとう。私、自分が座っていて、男の人がお茶やコーヒーを淹れて持ってきてくれるのが夢だったの」

夢をかなえるのが好きな男心をくすぐります。

「夢でした」ということにして、いろんな要求を伝えてみましょう。夢というのはピュアさを感じさせる言葉なので、男性陣に結構好評ですよ。

まとめ

ハッキリ言って、「おだてる」のは相手に見返りを期待して行うもの。真面目な性格の人だと、見返りという言葉に良いイメージがないかもしれませんね。

しかし、あえて言いますが、妻は夫に見返りを求めてもいいんじゃないでしょうか?

ちゃんと求めるものを求めないと、妻が一方的に尽くすことになりかねません。

何かしたら何かが返ってくるほうが、夫婦関係に希望が持てると思います。自分は夫に期待感を持っているんだと思って、時々は夫をおだててみてくださいね。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。