あなたの夫は、あなたの頼みやお願いを聞いて、動いてくれていますか?
「ちゃんと伝えているのに、ちっとも言うことを聞いてくれない!」
「なかなか動いてくれないから、イライラして口論になる!」
「一応動いてくれるけど、嫌々動いている感が丸出し!」
といった場合、それは伝え方を少し工夫する必要がある、ということかもしれません。
伝え方が変わると、相手の反応が驚くほど変わります。
では、いったいどのように伝えれば夫に動いてもらえるのでしょうか?
今話題のビジネス書『期待以上に人を動かす伝え方』(沖本るり子(著)・かんき出版)は、ビジネスマン向けの書籍ですが、夫を動かすヒントが多数ありました。
本書の内容から、「夫に動いてもらえない伝え方」、そして「夫が“気持ちよく”動き出す伝え方」についてお伝えします。
やりがち!夫に動いてもらえない伝え方とは?
本書では、人を動かす伝え方の前に、「人に動いてもらえない伝え方」について書かれています。
そのひとつであり、多くの妻が夫にやりがちなのが、「不意打ちで話す」こと。
夫がテレビを観ているとき、スマホをいじっているとき、くつろいでいるとき……。
不意打ちで言いたいことを話していませんか?
不意打ちで話しかけられることは、いきなりボールを投げつけられるのと同じです。
人は、話を聞く姿勢ができていないときに話しかけられても、内容はほとんど頭に入ってきません。
特に男性は、仕事から帰ってきたら完全オフモードになる人が多いです。
夫に動いてもらいたいなら、不意打ちで話すのではなく、初めに「何を伝えるか」を宣言することが大切です。
たとえば、「あなた、お願いがあるの」と初めに宣言することで、夫は話を聞く準備に入ることができます。
その他、「一文が長い」、「頭に浮かんだ言葉をそのまま話す」のも、夫に動いてもらえないNGな伝え方です。