これから夏本番に向けて、イベントが盛りだくさん。
プール、花火大会、お祭り、テーマパークなどにお出かけするのをお子さんも楽しみにしているかもしれませんね。

しかしこれらはいずれも人が多く集まるところ。そこで避けられないのが「迷子」の危険性。

歩き始めた赤ちゃんはどこにでもヨチヨチと進んでいってしまいますし、動きたい盛りの幼児さんは「ダメ!」という言葉も聞かずに走り出してしまったりも。

実際、子どもが迷子になってしまったときのパパ、ママの不安や恐怖心は計り知れないものです。

そんな中、ネット上では「まいごひも」について議論が交わされています。

「まいごひも」とは?

「まいごひも」とはその名の通り、子どもが迷子にならないようにつけておく紐のこと。
リュックサック型になっていたり、ぬいぐるみ型になっていたりで、子どもが背負う形で、そこから紐が伸びているものが多いようです。

欧米では割と普及しているものらしく、18世紀から使われている、なんて説もあるのだとか。確かにこれを使えば、子どもが遠くに行ってしまうこともないし、迷子は避けられそう。

子どもが1人でどこへでも行ってしまうというのは、迷子だけでなく、事故に繋がる可能性も。まいごひもで繋いでおけば子どもが急に飛び出して、車と衝突、なんてことも避けられそうです。

賛成派の意見、反対派の意見

出かけるときは常に手を繋いでおけばいい、子どもが走り出したら親も追いかければいい、
もちろんこれが理想です。

だけど買い物をしていて精算している最中に子どもが走り出してすぐに追いかけられない、お腹に赤ちゃんがいてそもそも走れない、という事態も考えられますし、筆者も個人的にまいごひもを使うことには賛成です。

しかし、反対意見に多いのはやはりその見た目。
「子どもに紐をつけるなんて動物扱いしているみたい」「まるで虐待しているみたいだ」と強い論調も目立ちます。

特に、まいごひもを付けられた子どもが嫌がる、という状態が「かわいそう」という印象に繋がるよう。

子育てをしている最中の人とそうでない人、世代や境遇の違いなどから生じる意見の食い違いは公共の乗り物でのベビーカー利用や、子どもを保育園に預けることの是非などでも散見されます。

筆者もまいごひもには賛成と言いつつすぐ使おうかというと若干躊躇ってしまう、というのが
正直なところです。