今や6人に1人と言われる子どもの貧困。

中でも1日3食の食事をまともに取れない、空腹で眠れない、といった子どもの「貧食」、
また、経済的に問題を抱えていない場合でも、親が仕事で忙しいなどの理由から1人で食事を取らざるを得ない「孤食」など、子どもの食事は大きな問題を孕んでいます。

そんな中、子どもが1人でも入れる、しかもたったの300円で栄養満点の食事を取れる「こども食堂」という活動が都内で実施されていると聞き、お話を伺ってきました。

おばちゃんたちが おいしいごはんをつくって まっています

今回訪れたのは「ねりまこども食堂」。
会場は練馬区にある真宗会館で、日中は法事や講座に使われている施設を夕方から借りているそうです。

ボランティアの皆さんがてきぱきと食事の準備を進めています。いい匂いが広がっていました!

食堂のある2階に上がると代表の金子よしえさんが出迎えてくれました。
すでにこの日のお手伝いをしてくれるボランティアの皆さんも揃って食事の準備に取り掛かっています。
早速、金子さんにお話を伺いました。

「ねりまこども食堂」代表 金子よしえさん。

アナウンサー出身の金子さんは、現在カルチャースクールや専門学校などで 講師をされています。明るい声で皆さんと作業を進める様子が印象的でした。

――「ねりまこども食堂」を始められたきっかけは何だったのですか?

金子よしえさん(以下、金子):元々はTV番組でお腹いっぱいご飯を食べられない子どもたちがいるということを知ったことがきっかけです。今の時代そんなことが?と信じられなくて周囲の人たちに聞いてみたら、親が忙しくて『コンビニで何か買って食べなさい』とお金だけ渡されたり、お菓子ばっかり食べているような子どもがいるのだと。

「まさかここ(練馬区)にもそんな子達がいるのか」と聞いたら「もちろんいる」と聞かされ大変驚きましたね。何かできることはないだろうかと思ったときに豊島区にある「要町あさやけ子ども食堂」を見学させてもらいました。事務局長の方に「私でも出来るかしら・・・」なんて聞きながら。

※要町あさやけ子ども食堂…豊島区のNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークが運営する子ども食堂。2013年オープン

――ご自身の関心から始まったんですね。

金子:私は福祉のことも詳しくないし、専門のスキルもない。でもご飯を作ることくらいは出来るし・・・。だからお腹いっぱい食べてもらいたいって。そんな単純な理由からなんです。