2529の女性:2184000
3034の女性:2351000
3539の女性:2479000
4044の女性:2554000
4549の女性:2635000

冒頭からお金のお話で大変恐縮ですが、こちらは女性の年齢別賃金の推移です(平成26年に厚生労働省が公表)。

働く女性の年収ということになりますが、これは25年度に調査した時と比較して、どの年齢層も増加しているようです。

この数字が多いのか少ないのかは人によって判断基準が違いますが、こちらの数字が日本の働く女性の平均的な年収となるのです。

今回のテーマはご自身の年収がどのくらいなのかを意識してから読んだ方が、よりリアリティがあります。

取り上げるのは、「子供の貧困率」。
日本は、世界の経済規模で3位に位置しており、国民の多くが中流家庭と自覚していました。

外からみると裕福に見える日本ですが、今、あるカテゴリにおいて大変なことになっているのです。それが、「子供の貧困率」です。

子供の貧困率が高まると、子供たちは教育や医療を受ける機会を失い、明るい未来を失い、ひいては、少子高齢化・無縁社会が進むこの国の傾向をより加速させることにもつながります。子供の貧困は私たちにとって決して無関係ではありません。

厚生労働相が20147月に発表した「国民生活基礎調査」によると、子供の貧困率は16.3%に。
つまりこれは、日本の子供の6人に1人、約326万人が貧困状態になるのです。

これは過去最高の数値といえます。

なぜ、日本で貧困というような疑問を抱く人も多いことでしょう。

貧困というと、食糧がなく生活環境が劣悪で生命の危機がある「絶対的貧困」を想像しがちですが、今回で言う貧困とは「相対的貧困」を指します。