自分ばっかり頑張っている気がする理由はこれかも⁉

「夫は仕事を頑張ってくれてはいるけれど、仕事をするだけで家のことは全て私。何だか私ばっかり頑張っている気がする…。」そう感じたことはありませんか?

もしかしたらその不満は、”頑張った重要度”の判定傾向に男女で違いがあるために生じているかもしれません。

女性は時間や大変さをあまり意識せず、それぞれの重要度は同じくらいと考える傾向があるのですが、男性は時間がかかったり大変なことの方が、重要度が高いと考える傾向があります。

例えば、男性が「仕事」をして、女性が「炊事」「洗濯」「掃除」をしたとします。

すると、一つ一つに重み付けをしない傾向のある女性はこのように重要度を判定します。

  • 「仕事」――重要度:30
  • 「炊事」――重要度:30
  • 「洗濯」――重要度:30
  • 「掃除」――重要度:30

同じ重みしかないので、働くことは大変な作業ではありますが、夫が「働く」というだけでは「仕事しかしていない」ように見えてしまいます。

一方、男性からすると、重要度はこのように見えている可能性があります。

  • 「仕事」――重要度:100
  • 「炊事」――重要度:10
  • 「洗濯」――重要度:10
  • 「掃除」――重要度:10

重要度に”大変さ”などが考慮されているため、「仕事をしているだけでも炊事・洗濯・掃除より働いている」ように感じるのです。

そのため、「俺は毎日会社に行って頑張って仕事をしているし、年収もそんなに悪くない。妻には家事をしてもらっているけれど、それ程大変ではないはず」と思っていたら、妻から「あなたはいいわよね。仕事するだけでいいんだから」なんてことを言われて衝撃を受ける、というようなことが起こり得るのです。

勿論考え方や度合いには個人差がありますが、夫婦がお互いに「自分ばっかり頑張っている」と感じてしまう場合は、この考え方の傾向が強いかもしれません。