まずは感謝の言葉から伝える
これみよがしに「私ばかりこんなに頑張っている」とアピールしてしまうと、夫は反発します。「自分ばかり大変だと思いこんでいる」と夫が感じてしまうと、ますます家事や育児に手を出すことが嫌になり、妻が自由に振る舞うことを認めづらくなるものです。
まずは、「いつもお仕事お疲れさま」から。いたわりの言葉をかけてから、「今日はあなたの好きなハンバーグにしたよ」「仕事が早く終わったから、掃除機はかけておいたよ」など、自分がしたことを伝えます。
感謝されてから言われるのであれば、夫も自然と「ありがとう」という気持ちになれ、妻がやってくれたことを前向きに受け止められるでしょう。
「妻がやって当然」と思うのは、俺のほうが偉いと感じてしまうのは、プライドが原因です。その自負に正面から「私だって!」と向かってしまうと、心の対立しか生みません。
「お互いさま」の気持ちを忘れず、まずは夫の頑張りを認めてあげることで、夫の心は癒やされます。
「妻は俺のことを尊重してくれている」と感じれば、妻が個人的な時間を持つことだって大切にしようと思えます。「○○日はサークルに行くから」と予定を先に伝えておく、家のことでお願いしたいことはきちんと言うなど、コミュニケーションを取り合うことでお互いの負担も避けられます。
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夫婦は対等な関係です。「夫が許してくれないから……」ではなく、「妻にも自由に過ごす時間はあって当然」。それを理解してもらうには、夫に感謝といたわりの気持ちを伝えること。
「頑張っているのはお互いさまだよね」と実感することで、夫は妻の時間も大切にしようと思えます。
対立するのではなく、まずは夫を受け入れてあげることで、心の余裕が生まれると心得たいですね。