まずは感謝の言葉から伝える

これみよがしに「私ばかりこんなに頑張っている」とアピールしてしまうと、夫は反発します。「自分ばかり大変だと思いこんでいる」と夫が感じてしまうと、ますます家事や育児に手を出すことが嫌になり、妻が自由に振る舞うことを認めづらくなるものです。

まずは、「いつもお仕事お疲れさま」から。いたわりの言葉をかけてから、「今日はあなたの好きなハンバーグにしたよ」「仕事が早く終わったから、掃除機はかけておいたよ」など、自分がしたことを伝えます。

感謝されてから言われるのであれば、夫も自然と「ありがとう」という気持ちになれ、妻がやってくれたことを前向きに受け止められるでしょう。

「妻がやって当然」と思うのは、俺のほうが偉いと感じてしまうのは、プライドが原因です。その自負に正面から「私だって!」と向かってしまうと、心の対立しか生みません。

「お互いさま」の気持ちを忘れず、まずは夫の頑張りを認めてあげることで、夫の心は癒やされます。

「妻は俺のことを尊重してくれている」と感じれば、妻が個人的な時間を持つことだって大切にしようと思えます。「○○日はサークルに行くから」と予定を先に伝えておく、家のことでお願いしたいことはきちんと言うなど、コミュニケーションを取り合うことでお互いの負担も避けられます。

夫婦は対等な関係です。「夫が許してくれないから……」ではなく、「妻にも自由に過ごす時間はあって当然」。それを理解してもらうには、夫に感謝といたわりの気持ちを伝えること。

「頑張っているのはお互いさまだよね」と実感することで、夫は妻の時間も大切にしようと思えます。

対立するのではなく、まずは夫を受け入れてあげることで、心の余裕が生まれると心得たいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line